「JCBカード利用制限解除の最終手続きをお願いします」は詐欺メール
JCBやMyJCBを装い、「セキュリティ上の理由でアカウントがロックされた」と通知する不審なメールが確認されています。
件名は「JCBカード利用制限解除の最終手続きをお願いします(期限:09/21)」で、ロックを解除するためとして、JCBとは関係のないサイトへ誘導する内容です。
さらに、「Webmasters.monu」という不審な添付ファイルも付いています。メール内のURLをクリックしたり、添付ファイルを開いたりしないでください。
確認された不審なメールの概要
- 送信者名:JCB Webmaster
- 送信元:customer-relations@customer-relations.wxtfler.com
- 件名:JCBカード利用制限解除の最終手続きをお願いします(期限:09/21)
- 受信日時:2026年9月21日 14:47
- 添付ファイル:Webmasters.monu(2KB)
- 誘導先URL:https://www.enriquedelarosa.com/MyJCB/Webmasters/UP_apps/Login
送信者名には「JCB Webmaster」と表示されていますが、送信元メールアドレスや誘導先URLは、JCBとは関係のないドメインです。
差出人名は送信者が自由に設定できるため、「JCB」と表示されているだけで本物と判断してはいけません。
メール本文の全文
以下は、今回確認された不審なメールの全文です。
(宛名)様
いつも MyJCB をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様のMyJCBアカウントは、2026年9月21日にセキュリティ上の理由でロックされました。
解除するために、以下のリンクをご利用ください。
◆ロック詳細
日時:2026/9/21 13:39:51
理由:複数回の不正ログイン試行
ロック解除手続き
https://www.enriquedelarosa.com/MyJCB/Webmasters/UP_apps/Login※3日以内にご対応をお願いいたします。
※対応がない場合、アカウントが制限されたままとなります。
本メールは自動送信専用です。ご返信はご遠慮ください。
© 2026 JCB株式会社. All Rights Reserved。
※上記は注意喚起を目的として、不審なメールの文面を掲載したものです。記載されたURLにはアクセスしないでください。
このメールがフィッシング詐欺と考えられる理由
送信元がJCBとは関係のないドメイン
送信者名は「JCB Webmaster」ですが、メールアドレスには「wxtfler.com」という不審なドメインが使用されています。
企業名やサービス名が正しく表示されていても、送信元メールアドレスまで必ず確認してください。
誘導先がMyJCBの公式サイトではない
メールに記載されたURLは、次のとおりです。
https://www.enriquedelarosa.com/MyJCB/Webmasters/UP_apps/Login
URL内に「MyJCB」や「Login」という文字が含まれていますが、ドメインは「enriquedelarosa.com」です。URLの一部に正規サービス名が入っていても、安全とは限りません。
リンク先では、MyJCBのIDやパスワード、カード番号などを盗み取られる可能性があります。
「アカウントがロックされた」と不安をあおっている
「複数回の不正ログイン試行」「アカウントが制限されたままになる」などと記載し、受信者を不安にさせてリンクを押させようとしています。
身に覚えのない利用制限や不正ログインの通知が届いても、メール内のリンクから手続きをしてはいけません。
期限を設けて対応を急がせている
件名には「期限:09/21」、本文には「3日以内にご対応をお願いいたします」と記載されています。
短い期限を示して冷静に確認する時間を与えないのは、フィッシングメールで多く使われる手口です。
不審な添付ファイルが付いている
このメールには「Webmasters.monu」という添付ファイルが確認されています。
用途やファイル形式が分からない添付ファイルを開くと、偽サイトへの誘導や不正なプログラムの実行につながるおそれがあります。保存や開封はせず、そのまま削除してください。
メールが届いた場合の対処方法
- メール内のURLをクリックしない
- 「Webmasters.monu」を開かない
- メールに返信しない
- 送信元へ連絡しない
- 迷惑メールとして報告して削除する
- カードの状況はMyJCB公式アプリから確認する
- 必要な場合はカード裏面の電話番号へ問い合わせる
メールを受信しただけで、直ちにカード情報が盗まれるわけではありません。リンクや添付ファイルを開かずに削除してください。
リンク先で情報を入力した場合の対応
偽サイトでMyJCBのID、パスワード、カード番号、セキュリティコード、SMS認証コードなどを入力した場合は、速やかに次の対応を行ってください。
- カード裏面に記載された正規の窓口へ連絡する
- カードの利用停止や再発行について相談する
- MyJCBのパスワードを変更する
- 同じパスワードを使用している他サービスも変更する
- カードの利用明細を継続して確認する
- 不正利用があった場合は警察へ相談する
SMSで届いた認証コードを入力した場合は、その旨もカード会社へ伝えてください。
添付ファイルを開いてしまった場合
添付ファイルを開いた後に、アプリのインストール、警告画面の表示、パスワードの入力などを行った場合は、端末をネットワークから切り離し、セキュリティソフトで確認してください。
会社のパソコンやスマートフォンで開いた場合は、社内のシステム管理担当者へ速やかに報告しましょう。
相談窓口
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188
- 緊急性がある場合:110
- カード情報を入力した場合:カード裏面に記載された発行会社の連絡先
まとめ
「JCBカード利用制限解除の最終手続きをお願いします(期限:09/21)」というメールは、アカウントのロックを口実に不審なサイトへ誘導するフィッシングメールと考えられます。
送信元の「customer-relations.wxtfler.com」と、誘導先の「enriquedelarosa.com」は、いずれもメールの内容からJCBの正規サイトとは確認できません。
メール内のURLや添付ファイルは開かず、利用状況を確認する場合はMyJCB公式アプリを直接起動してください。
よくある質問
MyJCBアカウントは本当にロックされていますか?
このメールだけでは確認できません。メール内のリンクは使わず、MyJCB公式アプリや自分で登録したブックマークから確認してください。
「JCB Webmaster」という送信者名なら本物ですか?
送信者名は自由に設定できるため、本物である証拠にはなりません。送信元メールアドレスやリンク先のドメインも確認する必要があります。
添付ファイルを保存しただけでも危険ですか?
保存しただけで実行していない場合は、開かずに削除してください。開いたり、表示された案内に従って操作したりした場合は、端末のセキュリティ確認を行いましょう。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。
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