【日本年金機構を装う詐欺メール】「届出口座に関して金融機関から連絡がありました」に注意!年金振込停止を口実に誘導
2026年11月、日本年金機構を名乗り、「【至急】届出口座に関して金融機関から連絡がありました」という件名の不審なメールが確認されました。
メールには「口座データに修正の手続きが必要な状態です」「次回の年金が振り込まれないことになりかねません」などと記載され、受信者の不安をあおって手続きを促しています。
日本年金機構の名称や連絡先を使用していますが、正規の通知であることは確認できず、フィッシング詐欺の疑いが強い内容です。
メール内のボタンや不審な添付ファイルには触れず、日本年金機構の公式サイトなどから確認してください。
実際に確認された不審なメール画像

日本年金機構を装う不審なメールのスクリーンショット
不審なメールの基本情報
| 確認時期 | 2026年11月 |
|---|---|
| 件名 | 【至急】届出口座に関して金融機関から連絡がありました |
| 表示された送信者 | 【日本年金機構】 |
| 本文の見出し | 口座データに修正の手続きが必要な状態です |
| 添付ファイル表示 | SfF5mo.yuwe(42 B) |
| 誘導ボタン | 修正手続きを開始する |
| 注意点 | 年金振込への不安を利用した個人情報の入力誘導が疑われる |
※送信元の実際のメールアドレスおよびリンク先URLは、今回の画像からは確認できません。
実際のメール本文全文
件名:【至急】届出口座に関して金融機関から連絡がありました
【日本年金機構】
【口座確認】
口座データに修正の手続きが必要な状態です
届出された年金受取口座について、金融機関との情報を対照したところ、修正を要する項目が見つかりました。
お手続きをされない場合、次回の年金が振り込まれないことになりかねませんのでご注意ください。
△ 修正対象となりうる項目
- 届出の口座名義と現行登録の名義が不一致
- 金融機関統合後の支店番号変更が未反映
- 口座の取引状況に関する有効性の確認
次回振込予定日:令和8年12月15日(月)
お手続きは簡単です。お振込日前にぜひ完了させてください。
日本年金機構アプリのご利用について
※既にアプリをお持ちの方は、アプリを起動し、メッセージボックスよりお手続きください。
※アプリをお持ちでない方は、下記ボタンよりお手続きをお願いいたします。
【修正手続きを開始する】
日本年金機構 ねんきんダイヤル 0570-05-1165
〒168-8505 東京都杉並区高井戸西3-5-24
※本メールは送信専用です。ご返信いただいてもお答えできません。
※上記は確認されたメール画像をもとに文字起こししたものです。誘導ボタンは安全のためリンク化していません。
このメールが不審な理由
1.年金が振り込まれないと不安をあおる
「次回の年金が振り込まれないことになりかねません」と記載し、受信者に早急な対応を促しています。
年金の受給に関する不安を利用して、冷静な判断を妨げる手口が疑われます。
2.口座情報の修正を求めている
口座名義の不一致や支店番号の変更など、実際に起こり得る事例を挙げることで、通知の信頼性を高めようとしている可能性があります。
メール内のボタンから口座番号、暗証番号、個人情報などを入力しないよう注意してください。
3.振込予定日の曜日が間違っている
メールには「令和8年12月15日(月)」と記載されていますが、2026年12月15日は火曜日です。
さらに、公的年金の通常の支払日は偶数月の15日で、原則として前月までの2か月分が支払われます。今回のメールでは振込予定日の曜日が一致しておらず、不審な点となっています。
4.日本年金機構アプリへの誘導
メールでは「日本年金機構アプリ」を利用した手続きを案内しています。
しかし、メールに記載されたアプリや手続きが公式のものかどうかは確認できません。
アプリのインストールや口座情報の変更は、メール内のリンクからではなく、日本年金機構の公式サイトで確認してください。
5.不審な添付ファイルがある
今回のメールには「SfF5mo.yuwe(42 B)」というファイル表示があります。
一般的な文書ファイルとは異なる拡張子であり、内容や安全性は確認できません。
不明な添付ファイルは開かず、保存や実行も避けてください。
日本年金機構を装うメールの見分け方
- 「至急」「振込停止」などの言葉で手続きを急がせていないか
- メール内のリンクから口座情報の入力を求めていないか
- 送信元メールアドレスが不自然ではないか
- 不明な添付ファイルが含まれていないか
- 日付や曜日などの記載に誤りがないか
- 公式サイトで確認できない手続きを案内していないか
なお、送信者名やロゴ、住所、電話番号が正しく表示されていても、本物のメールとは限りません。
不審なメールを受信した場合の対処法
- メール内の「修正手続きを開始する」を押さない。
- 添付ファイルを開かない。
- メールに返信しない。
- 口座番号、暗証番号、年金番号、個人情報を入力しない。
- 日本年金機構の公式サイトから正規の手続き方法を確認する。
- 不安な場合は、年金事務所などの正規窓口に相談する。
日本年金機構公式サイト:
https://www.nenkin.go.jp/
すでにリンクを押してしまった場合
リンクを押しただけで、必ずしも個人情報が漏えいするわけではありません。
ただし、偽サイトで情報を入力した場合や、不審なファイルを実行した場合には注意が必要です。
- 何も入力していない場合:ページを閉じ、端末やブラウザの状態を確認する。
- 個人情報を入力した場合:日本年金機構の正規窓口に相談する。
- 銀行口座情報や暗証番号を入力した場合:金融機関へ速やかに連絡する。
- パスワードを入力した場合:公式サイトから変更し、使い回しているサービスも確認する。
- 不審なファイルを実行した場合:端末のセキュリティ確認を行う。
よくある質問(FAQ)
Q.日本年金機構から口座確認のメールが届くことはありますか?
日本年金機構からの正式な案内や手続きが存在する場合でも、今回のメールが正規の通知であるとは限りません。メール内のリンクを使わず、公式サイトや正規窓口から確認してください。
Q.次回の年金が本当に振り込まれなくなりますか?
今回のメールだけで、年金の振込停止が決まっていると判断することはできません。口座情報について不安がある場合は、年金事務所などに直接確認してください。
Q.送信者に「日本年金機構」と表示されています。本物ですか?
送信者名は偽装できるため、表示名だけでは判断できません。送信元アドレスや案内内容を確認し、公式窓口で真偽を確かめることが重要です。
Q.添付ファイルを開いても大丈夫ですか?
今回の添付ファイルの安全性は確認できません。身に覚えのないファイルは開かないでください。
過去の類似事例との違い
詐欺被害ナビでは、日本年金機構を装って年金受取口座の確認や修正を求める不審なメールについても注意喚起しています。
今回の特徴は、次の点です。
- 件名に「金融機関から連絡がありました」と記載
- 口座名義や支店番号の不一致を具体的に説明
- 次回振込予定日を表示
- 日本年金機構アプリでの手続きを案内
- 不審な添付ファイルが表示されている
同じ日本年金機構を装うメールでも、件名や誘導方法を変えた複数のパターンが考えられます。
まとめ|年金受取口座の修正を求める不審なメールに注意
今回確認された「【至急】届出口座に関して金融機関から連絡がありました」というメールは、日本年金機構を装い、年金受取口座の修正手続きを求める内容でした。
振込停止を示唆する表現や、不審な添付ファイル、日付と曜日の不一致など、注意すべき点が複数あります。
メール内のリンクや添付ファイルを安易に開かず、日本年金機構の公式サイトや正規窓口から確認してください。
本記事の運営について
本記事は、詐欺被害ナビ編集部が提供されたメール画像をもとに、注意喚起を目的として作成したものです。
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