2025年8月現在、(0101)23949-31756 / 01012394931756 という電話番号を使い、「お使いのPCがウイルスに感染しました」などと表示するサポート詐欺が確認されています。この詐欺は、偽のウイルス警告画面を使ってユーザーを不安にさせ、偽のサポート窓口への連絡や不正ソフトのインストール、金銭の支払いへ誘導する悪質な手口です。

詐欺の特徴

• ブラウザ全画面に「ウイルス感染」「PCが危険にさらされています」と表示
• 偽のマイクロソフトやセキュリティ会社を名乗る
• 画面上に(0101)23949-31756などの電話番号を記載し、即時連絡を促す
• 通話後にリモート接続やソフト購入を要求される

過去の同様詐欺の事例

過去にも類似したウイルス感染サポート詐欺が多数報告されています。詐欺ナビの「ウイルス感染詐称カテゴリ」では、被害事例や画面キャプチャ、詐欺の最新動向が紹介されています。これらの事例を見ると、番号や表示文言を変えて繰り返し発生していることがわかります。

偽警告画面を安全に閉じる2つの方法

このような画面に遭遇しても慌てず、以下の方法で安全に閉じてください。

1. ESCキーを長押しする方法：
   キーボードのESCキーを約3秒間長押しすると、フルスクリーン表示が解除され、画面右上に「✖」ボタンが表示されます。表示された「✖」をクリックして画面を閉じてください。
   
2. 再起動する方法：
   ESCキーを押しても「✖」が表示されない場合は、【Ctrl】+【Alt】+【Delete】キーを同時に押し、表示されたメニューから「再起動」を選択してください。これにより、不正なブラウザ画面を強制終了できます。
   

被害に遭わないための注意点

• 画面に表示された電話番号へは絶対にかけない
• 個人情報やクレジットカード情報を入力しない
• 不審なソフトのインストールを求められても応じない
• 常にOSやセキュリティソフトを最新の状態に保つ

もし連絡してしまった場合の対処

すでに電話やリモート接続をしてしまった場合は、直ちに通信を切断し、IPA（情報処理推進機構）や警察相談専用窓口（#9110）に連絡してください。クレジットカード情報を入力してしまった場合は、カード会社にも速やかに連絡を入れましょう。