【国税庁を装う詐欺メール】「未納分の差押手続きを開始します」に注意!2026年10月26日の納付期限は本当?
2026年10月24日、国税庁を装い、所得税の未納を理由に財産の差押えを予告する不審なメールが確認されました。
メールの件名は「【国税庁要確認】未納分の差押手続きを開始します」です。
本文には「国税徴収法に基づく滞納処分」「給与・預貯金・不動産等の差押え」などの文言が使用され、2026年10月26日までに納付するよう求めています。
結論:このメールは国税庁を装ったフィッシング詐欺の疑いが極めて高いものです。記載されたURLにはアクセスせず、個人情報やカード情報を入力しないでください。
今回の特徴は、国税庁の公式サイトではなく、Amazon Web Services(AWS)のS3ドメインを使用したURLへ誘導している点です。
実際に届いた国税庁なりすましメールの画像

国税庁を装った差押予告メールの実例(2026年10月24日)
確認された不審メールの基本情報
| 件名 | 【国税庁要確認】未納分の差押手続きを開始します |
|---|---|
| 受信日時 | 2026年10月24日 17:13 |
| 名乗っている組織 | 国税庁 徴収対策室 |
| 対象税目 | 所得税 |
| 記載された納付期限 | 2026年10月26日(残り2日) |
| 誘導先ドメイン | 6585iv8vp0k6.s3-us-east-2.amazonaws.com |
| 詐欺の疑い | 極めて高い |
【全文掲載】実際に届いた国税庁を装うメール
以下は、今回確認されたメールの全文です。比較・注意喚起のため、誘導先URLはクリックできない形式で掲載しています。
件名:
【国税庁要確認】未納分の差押手続きを開始します
日付:
2026/10/24 17:13
お客様の国税につきまして、納付が済んでいない状態が続いております。これまでにお送りしたご案内へのお手続きも確認できていないため、国税徴収法に基づく滞納処分の執行を予告するものです。
■ 未納内容
・対象税目:所得税
・納付期限:2026年10月26日(残り2日)
10月24日付で、差押えに向けた事前手続きを進めております。期限までにお手続きが確認できない場合、給与・預貯金・不動産等の財産を対象に差押えを執行いたします。差押え後はお支払いいただいても、解除まで日数を要する場合がございます。
▶ 未納額の確認・納付手続きはこちら
https://6585iv8vp0k6.s3-us-east-2.amazonaws.com/x3vjcpvvn.yxr?rnd=vyr8zj4n
国税庁 徴収対策室 / © 2026 国税庁
※上記は受信メールの記録であり、国税庁による正式な納付案内ではありません。URLは調査資料として掲載したもので、アクセスを推奨するものではありません。
この国税庁メールがフィッシング詐欺と疑われる5つの理由
1.国税庁の公式ドメインではないURLへ誘導している
最も重要な判断材料は、メールに記載されたURLです。
今回の誘導先には、次のドメインが使われています。
6585iv8vp0k6.s3-us-east-2.amazonaws.com
「amazonaws.com」はAmazon Web Servicesのサービスで利用されるドメインです。しかし、AWSの正規サービスを利用しているからといって、その上に置かれたWebページまで安全とは限りません。
国税庁の公式サイトはhttps://www.nta.go.jp/です。
今回のURLは国税庁の公式ドメインとは異なり、納税手続きの案内先として信用できません。
なお、今回のURLの実際の遷移先や、アクセス後に表示される画面の内容までは確認していません。
2.「差押手続き開始」という強い表現で不安をあおる
メールには「国税徴収法に基づく滞納処分の執行」「給与・預貯金・不動産等の財産を対象に差押え」と記載されています。
税金を滞納した場合、法令に基づいて差押えが行われること自体はあります。しかし、実際の制度を説明する言葉が含まれていても、そのメールが本物である証拠にはなりません。
詐欺メールでは、実在する法律や行政手続きの名称を悪用し、受信者を信用させる場合があります。
3.納付期限を2日後に設定している
今回のメールでは、2026年10月24日に送信し、納付期限を10月26日としています。
「残り2日」と表示することで、受信者が十分に確認する前にリンクを開くよう誘導している可能性があります。
メールに書かれた納付期限だけを根拠に、急いで支払いをする必要はありません。
4.納税者を特定する情報が不足している
本文では「お客様」と呼びかけていますが、提示された画面には納税者の氏名、具体的な未納額、対象年度など、請求内容を確認するための十分な情報がありません。
また、過去に案内を送ったと主張していますが、具体的な通知内容も示されていません。
このような曖昧な通知から、正当な税金の請求であると判断することはできません。
5.「国税庁 徴収対策室」という署名で信用させようとしている
メール末尾には「国税庁 徴収対策室 / © 2026 国税庁」と記載されています。
しかし、行政機関の名称や著作権表記は、第三者でもメール本文に記載できます。
部署名や国税庁の名称が表示されていても、それだけで送信元の真正性は確認できません。
「2026年10月26日までに納付しないと差押え」は本当?
今回のメールに記載された2026年10月26日という期限が、受信者の実際の納税義務に対応していると確認できる情報はありません。
税金の未納や滞納処分について不安がある場合は、メール内のリンクではなく、国税庁の公式サイトや管轄税務署など、独立した正規の窓口で確認してください。
国税庁公式サイト:https://www.nta.go.jp/
e-Tax公式サイト:https://www.e-tax.nta.go.jp/
メールのURLを開いてしまった場合の対処方法
URLを開いただけの場合
個人情報などを入力していなければ、直ちに情報が盗まれたと断定する必要はありません。ただし、不審なファイルのダウンロードやアプリのインストールが行われていないか確認してください。
氏名・住所・電話番号を入力した場合
不審な連絡や追加の詐欺メール、電話などに注意してください。入力内容に応じて、関係機関への相談も検討してください。
クレジットカード情報を入力した場合
速やかにカード会社へ連絡し、利用停止や再発行、不正利用の確認について相談してください。
e-Taxなどのログイン情報を入力した場合
公式サイトからパスワード変更などの対策を行い、アカウントの利用状況を確認してください。同じパスワードを別のサービスでも使用している場合は、そちらも変更してください。
不審なファイルをダウンロードした場合
ファイルを開かず、端末のセキュリティソフトなどで確認してください。すでに実行してしまった場合は、ネットワーク接続を切断し、専門窓口へ相談することも検討してください。
国税庁の差押え詐欺メールに関するよくある質問(FAQ)
Q1.国税庁から「未納分の差押手続きを開始します」というメールが届きました。本物ですか?
今回確認されたメールは、国税庁の公式ドメインとは異なるURLへ誘導しており、フィッシング詐欺の疑いが極めて高いものです。メール内リンクから手続きをしないでください。
Q2.amazonaws.comのURLは安全ですか?
amazonaws.comはAWSで利用される正規のドメインですが、そのドメインを利用した個々のコンテンツが安全とは限りません。今回のように行政機関を名乗るメールから誘導された場合は、特に注意が必要です。
Q3.納付期限の2026年10月26日を過ぎると本当に差押えされますか?
このメールだけでは判断できません。記載された期限は詐欺的な誘導に使用されている可能性があります。実際の納税状況は管轄税務署などの正規窓口で確認してください。
Q4.メールを無視して削除しても大丈夫ですか?
今回の不審メールに記載されたリンクから支払う必要はありません。迷惑メールとして報告し、削除してください。ただし、実際の納税状況に不安がある場合は、別途公式窓口で確認することをおすすめします。
Q5.国税庁やe-Taxを装う別のメールもありますか?
あります。未納税金、還付金、確定申告、納税情報の確認など、さまざまな名目で偽サイトへ誘導する事例が報告されています。
国税庁・e-Taxを装う詐欺メールの関連情報
詐欺被害ナビでは、国税庁やe-Taxを装ったフィッシングメールについて、件名や誘導内容ごとに注意喚起を掲載しています。
今回の「差押手続き開始」を装うメール以外にも、未納税金の請求や還付金の受け取りを口実とした不審メールに注意してください。
【2026年最新版】国税庁・e-Tax詐欺メール一覧|未納税金・差押え・還付金の不審メール事例
まとめ|国税庁を名乗る「未納分の差押手続きを開始します」は信用しない
2026年10月24日に確認された「【国税庁要確認】未納分の差押手続きを開始します」というメールは、所得税の未納や差押えを口実に、不審なURLへ誘導するものです。
特に、国税庁の公式ドメインとは異なるAWSのS3ドメインが使われている点に注意してください。
「差押え」「納付期限まで残り2日」などの文言に焦らず、メールのリンクを開かないことが重要です。
実際の納税状況は、国税庁や税務署の正規窓口で確認してください。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
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