auカブコム証券を装う「次世代認証(パスキー)への移行のお願い」メールに注意
「【要対応】auカブコム証券 次世代認証(パスキー)への移行のお願い」という件名で、認証設定の更新を求める不審なメールが提供されました。本文は、期限までに手続きをしないと「出金指示」「即時入金」の機能を制限する場合があると説明し、「オンライン認証ポータルへ」というボタンへ誘導しています。
今回の画像に表示された差出人は「akrso@biaobaixinyu.com」、誘導先は「hsinpai.com」です。公式の手続きと信用してログイン情報や認証コードなどを入力しないでください。確認は、普段利用している公式アプリやブックマークから行ってください。

auカブコム証券を名乗る「次世代認証(パスキー)への移行のお願い」メール
今回のメールの件名・差出人・誘導先
| 件名 | 【要対応】auカブコム証券 次世代認証(パスキー)への移行のお願い |
|---|---|
| 差出人表示 | auカブコム証券 <akrso@biaobaixinyu.com> |
| 受信日時表示 | 2026年10月15日(木)8:30 |
| メールが示す更新期限 | 2026年10月16日 23:59 |
| 参照コード | KABU-AUT-2026-578RWA |
| 管理番号 | KABU-SDGZ-2026 |
| ボタンの表示 | オンライン認証ポータルへ |
| 画像に表示されたリンク先 | https://hsinpai.com/content/aicehpwikb |
更新期限や機能制限はメール本文の主張です。実際に手続きが必要であることや、記載の日時に制限が行われることを確認したものではありません。誘導先は文字列として掲載し、リンクにはしていません。本記事では誘導先へのアクセスや入力画面の検証は行っていません。
受信したメール全文
以下は提供された画像から読み取れるメールの全文です。メール中のボタンやURLは、誤操作を防ぐため操作できない形で掲載しています。
件名:【要対応】auカブコム証券 次世代認証(パスキー)への移行のお願い
差出人:auカブコム証券 <akrso@biaobaixinyu.com>
日時:2026/10/15(木)8:30このメッセージの表示に問題がある場合は、ここをクリックして Web ブラウザーで表示してください。
auカブコム証券
次世代認証(パスキー)への
アップグレードのお願いお客様各位
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、オンラインサービスの安全性向上を目的として、次世代認証システム(パスキー)への移行を実施いたします。これに伴い、ログイン環境のアップグレードが必要となりました。対象口座
総合取引口座更新項目
MFA/パスキーの有効化更新期限
2026年10月16日 23:59参照コード
KABU-AUT-2026-578RWA期限までに完了されない場合
セキュリティ保護のため、一時的にオンラインでの「出金指示」および「即時入金」機能を制限させていただく場合がございます。
オンライン認証ポータルへ
【ご注意】
・本手続きはスマートフォン(生体認証対応)での操作を推奨しております。
・本メールに心当たりのない場合は、速やかにカスタマーセンターまでご連絡ください。
・auカブコム証券が電話やメールで暗証番号やパスワードをお伺いすることは絶対にございません。
・不審なメールやSMSには十分ご注意ください。auカブコム証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第61号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会配信停止設定:https://www.kabu.co.jp/
管理番号:KABU-SDGZ-2026
画像の吹き出しに表示されたリンク先:https://hsinpai.com/content/aicehpwikb
吹き出しの表示文:クリックまたはタップしてリンク先を表示します。
旧社名・差出人・リンク先に注意
2026年のメールで「auカブコム証券」を名乗っている
公式の案内によると、auカブコム証券は2025年2月1日に「三菱UFJ eスマート証券株式会社」へ社名を変更しています。今回のメールは2026年10月の受信画像でありながら、差出人・本文・署名に旧社名を使用しています。旧社名の記載だけで真偽を断定することはできませんが、ほかの不審点と併せて確認すべき点です。
表示名とメールアドレスを分けて確認する
差出人名は「auカブコム証券」ですが、表示されているアドレスのドメインは「biaobaixinyu.com」です。会社名が表示されていても、正規の送信元である証明にはなりません。画像だけでは実際の送信経路やメール認証結果までは確認できません。
認証ポータルの誘導先が「hsinpai.com」になっている
公式サイトは「kabu.com」ですが、今回のボタンに表示されたリンク先は「hsinpai.com」です。公式の認証手続きと確認できない外部ドメインへの誘導を警戒してください。「https」で始まっていることも、証券会社の公式サイトである保証にはなりません。
「不審なメールに注意」という文言も信用の根拠にならない
本文には「暗証番号やパスワードをお伺いすることは絶対にございません」「不審なメールやSMSには十分ご注意ください」という注意書きがあります。しかし、注意書きや登録番号、管理番号はメール本文に記載できるため、それだけで正規の案内とは判断できません。
過去のパスキー移行を装うメールとの違い
詐欺被害ナビでは、松井証券を名乗る「次世代認証(パスキー)への移行」や、マネックス証券のパスキー導入を装い、出金・入金の制限を示して誘導する事例を掲載しています。今回の記事では、旧社名「auカブコム証券」の使用、差出人「biaobaixinyu.com」、誘導先「hsinpai.com」、参照コード「KABU-AUT-2026-578RWA」という固有の情報を記録しています。
似た文面が使われていても、同じ送信者・運営者によるものかは確認できません。件名や参照コードが変わった場合でも、メール内のリンクから認証手続きをしないよう注意してください。
メールを受け取った場合の対処方法
- 「オンライン認証ポータルへ」などのボタンを押さない。
- メールに返信せず、本文の配信停止リンクも使わない。
- 普段の公式アプリやブックマークから、口座のお知らせや認証設定を確認する。
- 不明点は公式サイトで確認した問い合わせ窓口へ相談する。
- 不審なメールは迷惑メールとして報告し、削除する。
パスキーや二要素認証そのものは、口座を守るための正規の仕組みです。今回のような不審メールへの対応と、公式サービス上での認証設定は分けて考え、必要な設定は公式の画面から行ってください。
ログイン情報・認証コードなどを入力してしまった場合
不審なサイトで口座番号、ログインパスワード、取引暗証番号、認証コードなどを入力した場合は、速やかに証券会社の公式窓口へ連絡し、不審なサイトに情報を入力したことを伝えてください。口座の利用制限など、必要な対応を相談してください。
- 公式サイト・公式アプリからパスワードを変更する。
- 身に覚えのないログイン、注文、約定、出金、登録情報の変更がないか確認する。
- 同じパスワードを使っている他のサービスも変更する。
- 受信メールや入力した内容、日時などの記録を残す。
- 不正取引や金銭被害が疑われる場合は、証券会社と警察へ相談する。
よくある質問
パスキーへの移行を案内するメールは、すべて詐欺ですか?
いいえ。正規のサービスでもパスキーの案内はあります。今回のメールでは、旧社名の使用や差出人・誘導先のドメインなどに不審点があります。メールの件名だけで判断せず、公式サービスを直接開いて確認してください。
10月16日までに手続きしないと出金できなくなりますか?
このメールだけで、実際に出金制限が行われるとは判断できません。記載の期限に焦らず、口座の状況や必要な手続きは公式サイト・公式アプリで確認してください。
管理番号や金融商品取引業者の登録番号があれば本物ですか?
本物とは限りません。実在する番号やもっともらしい参照コードを本文に載せることは可能です。番号よりも、公式サービスから確認できる案内かどうかを重視してください。
参考情報
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。
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