弁護士を名乗る「著作権侵害に関する警告書」に注意
Facebookページの管理者宛てに、法律事務所や弁護士を名乗り、「著作権侵害に関する警告書」を送る不審なメールが確認されています。今回のメールは「山本・渡辺法律事務所」を名乗り、株式会社ベクトルのFacebookページ管理者へ対応を求める内容です。
記載された事務所の住所などに食い違いがあります。メール内のリンクや添付ファイルは開かず、記載された連絡先への返信・電話も控えてください。
確認されたメールの画像

弁護士を名乗る「著作権侵害に関する警告書」の一例
メール本文(画像で確認できた範囲)
山本・渡辺法律事務所
著作権侵害に関する警告書
著作権法に基づく通知および対応のお願い差出人事務所
事務所名 山本・渡辺法律事務所
所在地 〒460-5018 愛知県名古屋市中区錦3-25-14 錦センタービル9階
電話番号 +81 6-3403-3918
メールアドレス soudan@satosogo.gr.jp文書情報
文書番号 JP-20260929-7188
作成日 2026年9月29日
担当弁護士 佐藤翔太Facebookページ「株式会社ベクトル[Vektor,Inc.]」
管理者 各位件名:貴ページにおける著作物の利用に関する警告およびご対応のお願い
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。当職は、山本・渡辺法律事務所に所属する弁護士として、著作権者である阿部豊(以下「依頼者」といいます。)より委任を受け、本書をお送りいたします。
※画像に写っている部分のみを掲載しています。続きの本文やリンク先の内容は確認していません。
今回のメールで注意したい点
- 建物名と住所が一致しない:メールには「錦3-25-14 錦センタービル」とありますが、公開されている錦センタービルの所在地は「名古屋市中区錦3丁目2-7」です。
- 事務所名とメールアドレスのドメインが異なる:「山本・渡辺法律事務所」を名乗る一方、メールアドレスには「satosogo.gr.jp」が使われています。
- 弁護士名や文書番号だけでは本物と判断できない:正式な書面のような体裁でも、送信者の身元が確認されたことにはなりません。
別の法律事務所名を使う類似メールにも注意
「著作権侵害に関する警告書」という件名や趣旨が同じでも、法律事務所名、弁護士名、対象のFacebookページ、電話番号を変えたメールが届く場合があります。別の事例では「弁護士法人阿部・竹内法律事務所」を名乗り、「関連書類を開く」というボタンから資料を確認するよう促す文面が確認されました。
事務所名が違っていても、安全とは判断できません。特に、侵害したとされる著作物や掲載箇所を本文で具体的に示さず、リンク先での確認を急がせる場合は慎重に対応してください。
受信した場合の確認方法
- メール内のリンク・ボタン・添付ファイルを開かない。
- 日本弁護士連合会の弁護士検索で、弁護士名と事務所の登録情報を確認する。
- 問い合わせる場合は、メールに書かれた番号ではなく、独立して確認した事務所の電話番号を使う。
- リンク先でFacebookのログイン情報を入力した場合は、Facebookの正規サイトまたはアプリからパスワードを変更し、ログイン履歴を確認する。
著作権に関する通知そのものが、すべて偽物というわけではありません。今回のように記載情報に食い違いがあるメールは、その指示に従う前に差出人と指摘内容を確認してください。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。


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