「母です。」「lineを変えたので登録しておいてね」というメールに注意
「母です。」と始まり、「ずっと連絡がないので」「会えないのもさみしいので」と呼びかけ、LINEの登録を促すメールが寄せられました。
家族からの連絡に見える内容ですが、本文だけでは本当に母親が送ったメールかどうか確認できません。心当たりがない場合は返信やリンクの操作を控え、以前から知っている電話番号などで本人に確認してください。
実際に届いたメールの画像
メール本文の全文
提供された画像に写っている本文を掲載します。記載URLは誤ってアクセスしないよう、リンク化していません。
母です。
ずっと連絡がないので、気になったのですが、こちらのメールアドレスはもしかしたら間違えてましたか?
間違えてたら、ごめんなさい。会えないのもさみしいので、たまには連絡くれると嬉しいです。
伝えてなかったかもしれないけど、lineを変えたので、登録しておいてね。
https://line.me/ID/lineQR.niq9y0h0ra6k
母より
このメールで確認したい3つのポイント
1.「母です」という名乗りだけでは本人確認にならない
本文には「母です」「母より」とありますが、送信者や受信者の具体的な名前、家族だけが知る出来事などは書かれていません。家族を名乗っていることと、実際に家族が送信していることは別です。
普段の呼び方や文体と似ていても、それだけで判断せず、既存の連絡先で確認しましょう。
2.「間違えてましたか?」という問いかけで返信を促している
「こちらのメールアドレスはもしかしたら間違えてましたか?」という文章は、受信者が「間違っています」と返信したくなる内容です。また、「会えないのもさみしい」という表現も、連絡しなければという気持ちにつながり得ます。
心当たりがない相手に、自分の名前や家族構成を知らせる必要はありません。親切心からの返信も控えてください。
3.LINEの変更を理由に新しい連絡先へ誘導している
今回の文面では、「lineを変えたので、登録しておいてね」としてURLが示されています。本人確認ができないまま登録すると、見知らぬ相手とやり取りを始めてしまうおそれがあります。
URLの表示やアカウント名、プロフィール画像だけでは、相手が家族であることは証明できません。なお、画像から確認できるのは表示されたURLまでで、実際のリンク先や誘導先の運営者は確認できていません。
届いたときの対処方法
- メール内のリンクを開かず、LINEの登録を保留する。
- 以前から登録している家族の電話番号や、普段使っている連絡手段で確認する。
- 「間違いメールですよ」といった返信や、自分の名前・住所・家族情報の送信を控える。
- 本人からのメールではないと分かった場合は、迷惑メールとして報告し、受信を拒否する。
返信・友だち追加をしてしまった場合
返信や友だち追加をしただけで、直ちに金銭被害やアカウントの乗っ取りが起きたと決まるわけではありません。まずはやり取りを止め、家族本人に別の連絡手段で確認してください。
本人ではないと分かった場合は、メールやトークの画面を保存し、相手を通報・ブロックしましょう。追加のURLを開いたり、認証番号・パスワードを教えたりしないでください。
今回の画像には金銭や認証番号の要求は写っていません。ただし、今後のやり取りで送金や電子マネーの購入などを求められても、本人確認が済むまで応じないことが大切です。
「母です」と届いても、登録前にいつもの連絡先で確認を
今回のメールは、母親を名乗る親しみのある文章と、LINEの登録依頼が組み合わされている点が特徴です。提供画像だけで送信者の正体や詐欺の成立を断定することはできませんが、心当たりのない連絡先変更には慎重に対応してください。
家族からの連絡に見えても、そのメールに書かれた新しい連絡先ではなく、以前から把握している連絡先で確かめましょう。
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詐欺被害ナビ編集部
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