タイトル:
【フィッシング詐欺に注意】「社内ネットワーク(VPN)障害発生に伴う再接続手順のご案内」というメール
【注意喚起】VPN障害の復旧を装った不審なメールに注意
「【緊急】社内ネットワーク(VPN)障害発生に伴う再接続手順のご案内」という件名で、社内のITヘルプデスクを装った不審なメールが確認されています。
メールには、VPNの接続障害が復旧したものの、設定の更新が必要であるとして「臨時再接続ポータル」へ誘導する内容が記載されています。
メール内のリンクから偽サイトへ誘導し、メールアドレス、ユーザーID、パスワードなどを盗み取るフィッシング詐欺の可能性があります。リンクを開いたり、ログイン情報を入力したりしないでください。
確認されたメールの内容
差出人:IT Helpdesk <support@agate.dti.ne.jp>
宛先:[一部非公開]@agate.dti.ne.jp
件名:【緊急】社内ネットワーク(VPN)障害発生に伴う再接続手順のご案内
社員各位
お疲れ様です。ITヘルプデスクです。
本日発生いたしました社内ネットワークおよびリモートアクセス(VPN)の接続障害につきまして、復旧作業が完了いたしました。
長時間にわたりご不便をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
現在、旧接続セッションが残っている影響で一部の端末から接続できない状態が発生しております。
対象の皆様は、以下の「臨時再接続ポータル」より設定の更新を行ってください。
※上記は提供された画像で確認できたメール本文です。安全のため、リンク先のURLは掲載していません。
このメールが不審と考えられる理由
- 「緊急」と強調し、受信者を急がせている
- 社内のITヘルプデスクを装っている
- VPN障害の復旧を理由に外部ポータルへ誘導している
- 「旧接続セッションが残っている」など、もっともらしい技術用語が使われている
- メール内のリンクから設定更新を求めている
- 具体的な障害発生時刻や社内担当者名、問い合わせ先などが確認できない
「agate.dti.ne.jp」のアドレスでも信用しないでください
「agate.dti.ne.jp」はDTIで使用されているメールドメインの一つですが、メール画面に表示される差出人名や送信元アドレスは偽装されることがあります。
表示されたアドレスだけを見て、本物のメールだと判断することはできません。送信元の詳細な判定には、メールヘッダーの「Received」「Return-Path」「SPF」「DKIM」「DMARC」などの確認が必要です。
メールを受信した場合の対処方法
- メール内のリンクを開かない
- 添付ファイルをダウンロードしない
- IDやパスワードを入力しない
- メールへの返信や記載された連絡先への問い合わせをしない
- 社内のIT担当者へ、電話や社内チャットなど別の手段で確認する
- 確認後、迷惑メールとして報告して削除する
本当に社内ネットワークやVPNの障害が発生しているかどうかは、普段利用している社内ポータル、社内チャット、電話など、メールに記載されたリンク以外の方法で確認してください。
リンクを開いてしまった場合
リンクを開いただけで、IDやパスワードなどを入力していない場合は、画面を閉じてください。ファイルがダウンロードされていないかも確認し、念のため勤務先の情報システム担当者へ報告しましょう。
IDやパスワードを入力した場合
偽サイトへ会社のアカウント情報を入力してしまった場合は、直ちに次の対応を行ってください。
- 正規のサイトからパスワードを変更する
- 同じパスワードを使用している他のサービスも変更する
- 勤務先の情報システム担当者へ至急報告する
- 不審なログイン履歴やメール転送設定を確認する
- 可能であれば多要素認証を設定する
- 管理者の指示に従い、すべてのログインセッションを終了する
会社のアカウントが乗っ取られると、社内情報の窃取や取引先へのなりすましメール、マルウェア感染など、被害が組織全体へ拡大するおそれがあります。
添付ファイルを開いた場合
添付ファイルを開いたり、不審なプログラムを実行したりした場合は、端末を社内ネットワークやWi-Fiから切断し、情報システム担当者へ連絡してください。自己判断でファイルを削除すると調査に必要な記録が失われる場合があるため、担当者の指示に従いましょう。
同一のメールはインターネット上で報告されている?
2026年9月4日時点で確認した範囲では、この件名、送信元および本文と完全に一致する公開情報は見つかっていません。
ただし、VPN障害や社内システムの復旧、アカウント設定の更新などを口実に偽のログイン画面へ誘導する手口は、企業や組織を狙うフィッシング攻撃で使用されています。
同じメールの報告が見つからないことは、安全であることを意味しません。新しい攻撃や特定の組織だけを狙った標的型メールである可能性も考え、慎重に対応してください。
よくある質問
送信元が実在するドメインなら安全ですか?
安全とは限りません。差出人アドレスの偽装、メールアカウントの不正利用、表示名のなりすましなどが考えられます。
VPNが実際につながらない場合はどうすればよいですか?
メール内のリンクは利用せず、勤務先から普段案内されている手順で再接続してください。解決しない場合は、既知の電話番号や社内チャットから担当部署へ確認しましょう。
このメールは詐欺だと断定できますか?
画像だけで送信経路やリンク先を確認できないため断定はできません。しかし、緊急性を強調して再接続ポータルへ誘導する構成はフィッシングメールで多用されるため、不審なメールとして扱うのが安全です。
まとめ
「社内ネットワーク(VPN)の障害が復旧した」「臨時再接続ポータルから設定を更新してほしい」などと案内するメールを受信しても、安易にリンクを開かないでください。
正規の社内連絡かどうかをメール以外の方法で確認し、不審な場合は情報システム担当者へ報告しましょう。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。
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