「組織犯罪対策部です」という偽警察メールに注意
警察の「刑事部」や「組織犯罪対策部」をかたり、「あなたの口座が犯罪組織の資金洗浄に利用された」「保釈金として168万円を振り込んでください」などと要求する不審なメールが確認されています。
これは、警察官を装って不安をあおり、指定した銀行口座へ現金を振り込ませる偽警察詐欺(ニセ警察詐欺)の手口です。
警察がメールで保釈金の振り込みを要求したり、「振り込まなければ口座を凍結する」「逮捕状を発付する」などと通知したりすることはありません。絶対に振り込まないでください。
実際に届いた「組織犯罪対策部」をかたるメール
今回確認されたメールには、次のような内容が記載されていました。
差出人:刑事部
宛先:自分組織犯罪対策部です。
あなたの口座が犯罪組織の資金洗浄に利用された可能性があります。
この疑惑を解消するため、保釈金として168万円を下記口座へお振り込みください。
捜査終了次第、全額返金いたします。振込期限:2025年8月27日
期限までに振込がない場合は、口座凍結および逮捕状を発付します。ご不明な点がございましたら、警察庁の電話番号までお問い合わせください
振込先口座:
三井住友銀行(0009)
トランクNORTH支店403(403)
ノーバディハーツ(カ
0851162
※上記は注意喚起を目的として、受信したメールの内容をそのまま掲載しています。記載された口座への振り込みや、メールへの返信は絶対にしないでください。
このメールが詐欺と判断できるポイント
- 警察を名乗り、突然「資金洗浄に利用された」と告げている
- 疑惑を解消するためとして「保釈金168万円」を要求している
- 振り込まなければ「口座凍結」「逮捕状を発付する」と脅している
- 捜査終了後に全額返金すると説明し、振り込みを促している
- 警察機関ではなく、一般の銀行口座を振込先として指定している
- 差出人名が「刑事部」とだけ表示され、担当者名や所属警察署などの具体的な情報がない
- メールの受信時期と「振込期限:2025年8月27日」の記載が一致していない可能性がある
警察が事件の疑いを晴らすために、メールで「保釈金」や「捜査協力金」などの名目による送金を求めることはありません。また、個人名義や一般企業名義の銀行口座へ現金を振り込ませることもありません。
偽警察メールを受信した場合の対処方法
- 指定された口座へ振り込まない
- メールに返信しない
- 記載された電話番号や連絡先を利用しない
- メールや振込先情報を削除せず、証拠として保存する
- 警察相談専用電話「#9110」または最寄りの警察署へ相談する
確認が必要な場合は、メールに記載された連絡先ではなく、警察の公式サイトなどで調べた正規の電話番号へ直接問い合わせてください。
すでに振り込んでしまった場合
すでに指定口座へ振り込んでしまった場合は、すぐに利用した金融機関へ連絡し、振込先口座の凍結や組戻しが可能か相談してください。あわせて、警察相談専用電話「#9110」または最寄りの警察署へ被害を届け出てください。
メール本文、送信元メールアドレス、受信日時、振込明細、相手とのやり取りなどは、削除せず保存しておきましょう。
よくある質問
警察がメールで保釈金を請求することはありますか?
ありません。警察がメールで保釈金の振り込みを要求したり、捜査のために個人や企業名義の銀行口座へ送金するよう指示したりすることはありません。
「振り込まなければ逮捕する」と書かれていますが、本当ですか?
詐欺犯が受信者を怖がらせ、冷静に考える時間を与えずに送金させるための脅し文句です。メールの指示には従わず、警察へ相談してください。
メールに本物の銀行名や支店名が書かれていても詐欺ですか?
実在する金融機関名が使われていても、安全とは限りません。詐欺に利用するために開設・取得された口座が指定される場合があります。金融機関名だけで信用しないでください。
まとめ
「組織犯罪対策部です」「あなたの口座が資金洗浄に利用された」「保釈金として168万円を振り込んでください」といったメールは、警察をかたる詐欺です。
口座凍結や逮捕をほのめかされても、慌てて振り込んではいけません。メールには返信せず、記載された連絡先も利用しないでください。不安な場合は、警察相談専用電話「#9110」や最寄りの警察署へ相談しましょう。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
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