【警察庁をかたる脅迫詐欺】「ヌード写真がある・100万円を振り込め」というメッセージに注意
「あなたのヌード写真があります」「100万円を振り込まなければ会社の同僚や上司に写真を送る」などと脅し、金銭を要求する悪質なメッセージが確認されています。
メッセージには「警察庁」と記載されていますが、警察庁や警察が、個人に対して銀行口座への振り込みを要求したり、写真の公開をほのめかして脅したりすることはありません。
このようなメッセージは、警察を装って被害者を動揺させ、金銭を振り込ませようとする脅迫詐欺・セクストーション詐欺の可能性が高いため、絶対に振り込まないでください。
確認された詐欺メッセージの内容
【重要】警察庁
あなたのヌード写真があります。今すぐ下記の銀行口座に100万元を振り込んでください。7月22日までに振り込んでください。さもなければ、写真を会社の同僚と上司に送ります。
警察を呼んでも無駄です。
※画像には「100万元」と記載されています。日本円の100万円ではなく、中国の通貨単位である「元」が使われている点からも、不自然な内容であることが分かります。
これは警察庁を装った脅迫詐欺です
今回のメッセージには、受信者を怖がらせて冷静な判断を失わせるため、次のような表現が使われています。
- 「警察庁」という公的機関の名称を使用する
- ヌード写真を持っていると主張する
- 会社の同僚や上司に写真を送ると脅す
- 高額な金銭を銀行口座へ振り込むよう要求する
- 短い支払期限を指定して判断を急がせる
- 「警察を呼んでも無駄」と相談を妨害する
これらは、相手の恐怖心や羞恥心につけ込み、金銭をだまし取るセクストーションと呼ばれる手口で見られる特徴です。
絶対にお金を振り込まないでください
一度お金を振り込むと、「追加料金が必要」「写真を完全に削除するための費用が必要」などと言われ、繰り返し金銭を要求されるおそれがあります。
相手に返信したり、指定された連絡先へ電話したりすることも避けてください。返信すると、使用中の電話番号やメールアドレスであることが相手に知られ、さらに脅迫が続く可能性があります。
メッセージが届いた場合の対処方法
- 記載された口座へ振り込まない
- 相手に返信や電話をしない
- URLや添付ファイルがある場合は開かない
- メッセージや振込先口座の情報をスクリーンショットで保存する
- 送信元をブロックして迷惑メッセージとして報告する
- 警察や消費生活センターへ相談する
本当に写真を持っているのか
この種の脅迫メッセージは、不特定多数に一斉送信されている場合があり、実際には写真を持っていないケースも少なくありません。
ただし、メッセージに自分の氏名、勤務先、住所、過去に使用したパスワードなどが記載されている場合は、個人情報が漏えいしている可能性があります。パスワードを使い回している場合は、速やかに変更し、可能であれば二段階認証を設定してください。
すでに振り込んでしまった場合
すでにお金を振り込んでしまった場合は、できるだけ早く振込先の金融機関へ連絡し、組戻しや口座凍結が可能か確認してください。
メッセージ、送信元の電話番号やメールアドレス、振込先口座、振込明細などは削除せず、証拠として保存したうえで警察へ相談しましょう。
よくある質問
警察庁から振り込みを求めるメッセージが届くことはありますか?
ありません。警察庁や警察が、個人のヌード写真を理由に金銭を要求したり、特定の銀行口座へ振り込ませたりすることはありません。
相手が自分の名前や勤務先を知っている場合はどうすればよいですか?
流出した名簿や過去のサービス登録情報が悪用されている可能性があります。金銭を支払わず、証拠を保存して警察へ相談してください。
写真を公開すると言われました。支払ったほうがよいですか?
支払ってはいけません。支払っても写真が削除される保証はなく、追加の金銭を要求される可能性があります。
メッセージは削除してもよいですか?
警察や金融機関へ相談する際の証拠になるため、スクリーンショットを保存してから削除してください。
詐欺被害ナビ編集部より
警察庁を名乗り、「ヌード写真を公開する」「会社の同僚や上司に送る」などと脅して金銭を要求するメッセージは詐欺です。恐怖や羞恥心から慌てて振り込まず、相手との連絡を断ち、警察や消費生活センターへ相談してください。

最近のコメント