【ETC詐欺メール】「クレジットカードの決済が正常に完了しませんでした」に注意!高速道路料金事務局を装うフィッシング詐欺
「高速道路料金事務局」や「ETC利用照会サービス」を名乗り、クレジットカードの決済が正常に完了しなかったとして、偽サイトへ誘導する不審なメールが確認されています。
メール内の「内容を確認する」などのリンクを押すと、ETC利用照会サービスを装った偽サイトへ誘導され、クレジットカード番号、個人情報、ログイン情報などを盗み取られる可能性があります。
同様のメールを受信しても、本文中のリンクは開かず、個人情報やカード情報を入力しないでください。
確認されたETC利用照会サービスを装うメール
今回確認されたメールの内容は、以下のとおりです。
- 件名:クレジットカードの決済が正常に完了しませんでした(ご確認のお願い)
- 差出人表示:高速道路料金事務局
- 受信日時:2026年7月15日 20:34
- 名乗っている組織:ETC利用照会サービス事務局・中日本高速道路株式会社
詐欺メールの本文
ETC利用照会サービス
【確認日時】2026年7月15日(水)12:07(日本時間)
ETC利用照会サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様のご登録内容につきまして、通行料金の反映状況を確認いたしましたところ、一部お手続きの確認が必要となりました。
詳細としましては、通行料金に係る処理において、クレジットカードの決済が正常に完了しませんでしたため、状況のご確認をお願いしております。
このため、ご利用明細への反映が通常より遅れる場合がございます。
お手数ではございますが、下記より内容をご確認ください。
ご確認用ページは以下となります。
[内容を確認する]
【ご確認目安】2026年7月17日(金)頃まで
上記日程を過ぎますと、反映確認にお時間をいただく場合がございます。
※本メールへのご返信は不要です。上記ページよりご確認ください。
※本メールは、ETC利用照会サービスにご登録のメールアドレス宛に配信しております。
※本メールは配信専用です。返信いただいてもご回答できません。
ETC利用照会サービス事務局
(中日本高速道路株式会社)
このメールが危険と考えられる理由
今回のメールには、フィッシング詐欺でよく使われる特徴が複数見られます。
1.クレジットカードの決済失敗を理由に不安をあおっている
「クレジットカードの決済が正常に完了しませんでした」と通知し、受信者にカードの利用停止や料金未払いを連想させています。
不安を感じた受信者にリンクを押させることが、詐欺メールの主な目的です。
2.確認期限を設定して手続きを急がせている
メールには「2026年7月17日頃まで」と期限が記載されています。
フィッシング詐欺では、冷静に確認する時間を与えないために、「至急」「本日中」「24時間以内」などの期限を設けるケースが多くあります。
3.メール内のリンクから確認するよう誘導している
「内容を確認する」というボタンやリンクは、正規のETC利用照会サービスとは異なる偽サイトにつながる可能性があります。
画面上の表示が正規サイトに似ていても、URLが異なればフィッシングサイトの可能性があります。
4.実在する企業名やサービス名を無断で使用している
メールには「ETC利用照会サービス」「中日本高速道路株式会社」など、実在する名称が記載されています。
しかし、実在する企業名が書かれているからといって、メール自体が本物とは限りません。差出人名やロゴ、会社名は簡単に偽装できます。
メールを受信した場合の対処方法
- メール本文内のリンクを開かない
- 添付ファイルがある場合は開かない
- クレジットカード番号を入力しない
- IDやパスワードを入力しない
- メールに返信しない
- 正規サイトや公式アプリから利用状況を確認する
- 不審なメールは迷惑メールとして報告し、削除する
ETCの利用状況を確認したい場合は、メール内のリンクを使わず、普段利用しているブックマークや公式サイトを自分で検索してアクセスしてください。
リンクを開いてしまった場合
リンクを開いただけで、個人情報やカード情報を入力していない場合は、ページを閉じてください。
その後、ブラウザの履歴やダウンロード履歴を確認し、不審なアプリやファイルが保存されていないか確認しましょう。
偽サイトでクレジットカード番号、セキュリティコード、有効期限、氏名などを入力してしまった場合は、すぐにカード会社へ連絡し、カードの利用停止や再発行について相談してください。
IDやパスワードを入力してしまった場合
ETC利用照会サービスや、ほかのサービスで使用しているID・パスワードを入力してしまった場合は、正規サイトからパスワードを変更してください。
同じパスワードを複数のサービスで使い回している場合は、ほかのサービスのパスワードも変更する必要があります。
可能であれば、二段階認証や多要素認証も設定してください。
クレジットカード情報を入力してしまった場合
クレジットカード会社の紛失・盗難・不正利用窓口へ、すぐに連絡してください。
カードの利用明細を確認し、身に覚えのない請求がないか定期的に確認しましょう。
不審な決済が確認された場合は、カード会社へ不正利用の申告を行ってください。
被害に遭った場合の相談先
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188
- 緊急性が高い場合:110
- 利用しているクレジットカード会社の不正利用窓口
まとめ
「クレジットカードの決済が正常に完了しませんでした」「通行料金の確認が必要です」などと通知し、ETC利用照会サービスを装ったサイトへ誘導するメールには注意が必要です。
高速道路料金事務局やETC利用照会サービスを名乗るメールであっても、本文中のリンクからカード情報を入力してはいけません。
不審に思った場合は、メール内のリンクを使用せず、公式サイトやカード会社の窓口から直接確認してください。
詐欺被害ナビからの注意
実在する企業やサービスを名乗るメールでも、差出人表示やロゴだけで本物と判断することはできません。「決済失敗」「利用停止」「期限が迫っている」などの文言が記載されている場合は、リンクを押す前に必ず公式情報を確認してください。
よくある質問
ETC利用照会サービスから決済失敗のメールが届きました。本物ですか?
差出人名だけでは本物かどうか判断できません。メール内のリンクは開かず、公式サイトへ直接アクセスして利用状況を確認してください。
「内容を確認する」を押してしまいました
情報を入力していなければ、ページを閉じてください。アプリやファイルをダウンロードした場合は、端末のセキュリティ確認を行いましょう。
クレジットカード番号を入力してしまいました
すぐにカード会社へ連絡し、カードの利用停止や再発行を依頼してください。利用明細も確認し、不審な請求があれば申告してください。
ETCカードは使えなくなりますか?
詐欺メールを受信しただけで、ETCカードが直ちに利用できなくなるわけではありません。メール内の案内を信用せず、カード会社や公式サービスから確認してください。

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