【詐欺メール】e-Tax「確定申告の提出期限まであと7日」に注意!偽アプリ誘導と日付の矛盾
国税庁の電子申告・納税システム「e-Tax」を装い、「【緊急】確定申告書の提出期限が間近です — お早めにお手続きください」という件名で、確定申告を急がせる不審なメールが確認されました。
メールには「確定申告の提出期限まであと7日」「無申告加算税や延滞税が課される」などと記載され、受信者の不安をあおる内容となっています。
さらに、本文の末尾には「Android版 e-Tax アプリをダウンロード」というボタンが設置されています。
【注意】このメールは国税庁・e-Taxを装ったフィッシング詐欺が強く疑われます。メール内のリンクやアプリのダウンロードボタンを押さないでください。
実際に確認された不審メールの画像

e-Taxを装い確定申告期限が迫っていると警告する不審メール
不審メールの件名・本文全文
以下は、実際に確認されたメールの内容です。被害防止のため、文章を省略せず掲載しています。
件名:
【緊急】確定申告書の提出期限が間近です — お早めにお手続きください
e-Tax
【緊急】確定申告の提出期限まであと7日です — 至急ご提出ください
期限を過ぎると無申告加算税(税額の5%〜20%)および延滞税の対象となります。
このメールの要点
確定申告の提出期限が7日後に迫っております。未提出の場合、無申告加算税や延滞税が課されます。至急ご提出ください。
平素よりe-Taxをご利用いただき、誠にありがとうございます。国税庁でございます。
令和7年分の確定申告の提出期限は令和8年3月17日(月)です。期限を過ぎますと、無申告加算税(税額の5%〜20%)および延滞税が課されます。また、青色申告の承認が取り消される場合がございます。まだ提出がお済みでない方は、至急お手続きください。
e-Taxなら24時間いつでも提出が可能です。ただし、期限当日は回線が大変混雑し、提出が完了できない場合がございます。お早めのご提出を強くお勧めいたします。
申告書の作成は、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」またはe-Taxアプリから行えます。
ご不明な点がございましたら、所轄の税務署までお問い合わせください。
e-Taxアプリのご利用について
既にアプリをお持ちの方は、アプリを起動し、メッセージボックスよりお手続きください。
※ アプリをお持ちでない方は、お早めにインストールをお願いいたします。
【Android版 e-Tax アプリをダウンロード】
国税庁 e-Tax(国税電子申告・納税システム)
※本メールは送信専用アドレスから配信しています。ご返信いただいてもお答えいたしかねます。
※配信の停止は、e-Taxの「利用者情報の登録・確認・変更」画面から行えます。
※上記は受信画像から確認できたメール本文の文字起こしです。ダウンロードボタンは安全のためリンク化していません。
このe-Taxメールが詐欺と疑われる5つの理由
1.確定申告の提出期限が間違っている
メールには「令和7年分の確定申告の提出期限は令和8年3月17日(月)」と記載されています。
しかし、令和7年分の所得税および復興特別所得税の確定申告期限は、原則として2026年3月16日(月)です。
メールに記載された2026年3月17日は火曜日であり、曜日も一致していません。
このような日付の矛盾は、不審なメールを見分ける重要な手掛かりです。
2.「提出期限まであと7日」と緊急性を強調
件名や本文では「緊急」「あと7日」「至急ご提出ください」などの表現が繰り返されています。
これは、受信者に冷静な確認をさせず、メール内のリンクをクリックさせようとするフィッシング詐欺でよく見られる手口です。
特に、実際の確定申告期限が過ぎている時期に「あと7日」という案内が届いた場合は注意が必要です。
3.無申告加算税・延滞税を強調して不安をあおる
メールには「無申告加算税(税額の5%〜20%)」「延滞税」「青色申告の承認が取り消される場合がある」といった記載があります。
無申告加算税や延滞税は実際に存在する制度ですが、メールに書かれた税率や説明が、すべての申告者に一律に適用されるわけではありません。
本物の税制や制度名を利用して、偽の案内を信用させようとする可能性があります。
4.Android版e-Taxアプリのダウンロードへ誘導
今回のメールで特に注意したいのが、本文末尾の「Android版 e-Tax アプリをダウンロード」というボタンです。
このボタンの実際のリンク先は画像から確認できていませんが、偽のアプリ配布ページやフィッシングサイトに誘導される危険性があります。
不正なアプリをインストールすると、端末内の情報や認証情報が盗まれるおそれがあります。
メール内のボタンからアプリをインストールせず、国税庁の公式サイトで正しい利用方法を確認してください。
5.e-Taxのロゴや公式風デザインを悪用
今回のメールには、e-Taxのロゴに似た表示や、税務署からの通知を思わせる文章が使用されています。
しかし、ロゴや正式名称が表示されていても、国税庁が送信したメールである証拠にはなりません。
送信元メールアドレスやリンク先のドメインなども確認する必要があります。
国税庁・e-Taxを装った不審メールを受信した場合の対処方法
- メール内のリンクを開かない:アプリのダウンロードボタンも押さないでください。
- 個人情報を入力しない:氏名、住所、マイナンバー、パスワード、クレジットカード情報などを入力しないでください。
- 添付ファイルを開かない:不審なファイルが添付されている場合は実行しないでください。
- 公式サイトから確認する:国税庁やe-Taxの公式サイトをブラウザから直接開いてください。
- 不審メールを削除する:必要に応じて迷惑メールとして報告してください。
国税庁公式サイト:https://www.nta.go.jp/
e-Tax公式サイト:https://www.e-tax.nta.go.jp/
偽のe-Taxアプリをダウンロードしてしまった場合
不審なアプリをインストールした場合は、被害の拡大を防ぐため、速やかな対応が必要です。
- 不審なアプリを起動しない。
- 必要に応じて端末をネットワークから切断する。
- 安全な別の端末から重要なアカウントのパスワードを変更する。
- Google Play プロテクトなどで端末を確認する。
- 不審なアプリの削除や端末の点検を行う。
- 金融情報を入力した場合は、銀行やカード会社へ連絡する。
不審なアプリの削除が難しい場合や、端末に異常がある場合は、専門のサポート窓口への相談も検討してください。
フィッシング詐欺・不正アプリへのセキュリティ対策
国税庁や金融機関、通販サイトなどを装う不審メールへの対策として、OSやブラウザを最新の状態に保ち、信頼できるセキュリティ対策ソフトを利用することも重要です。
セキュリティ対策ソフトは、不正なWebサイトや悪意のあるプログラムへの対策に役立ちます。ただし、すべての詐欺を防げるわけではないため、メール内のリンクを安易に開かないことが基本です。
よくある質問(FAQ)
Q1.「確定申告の提出期限まであと7日」というe-Taxメールは本物ですか?
今回確認されたメールは、確定申告期限の日付と曜日に矛盾があり、不審なアプリダウンロードボタンも設置されているため、フィッシング詐欺が強く疑われます。メール内のリンクは利用せず、公式サイトから確認してください。
Q2.令和7年分の確定申告期限はいつですか?
令和7年分の所得税および復興特別所得税の確定申告期限は、原則として2026年3月16日(月)です。税目や個別の事情によって期限が異なる場合があります。
Q3.e-Taxからメールが届くことはありますか?
e-Taxでは、登録状況などに応じてメールによる通知が行われることがあります。ただし、メールが届いたという事実だけでは正規の通知と判断できません。重要な内容は公式サイトからログインして確認してください。
Q4.Android版e-Taxアプリをダウンロードしても大丈夫ですか?
不審メールに設置されたダウンロードボタンからのインストールは避けてください。利用可能な公式アプリや手続き方法は、国税庁の公式サイトから確認してください。
Q5.メールのリンクを押してしまいました。どうすればよいですか?
リンクを開いただけで直ちに被害が発生するとは限りません。個人情報を入力した場合やアプリをインストールした場合は、状況に応じてパスワード変更、端末の点検、金融機関への連絡などを行ってください。
まとめ|確定申告期限を悪用したe-Tax偽メールに注意
今回確認されたメールは、国税庁・e-Taxを装い、確定申告の提出期限が迫っていると警告する内容です。
特に以下の点に注意してください。
- 「確定申告の提出期限まであと7日」と急がせる。
- 提出期限を「令和8年3月17日(月)」と誤って記載している。
- 無申告加算税や延滞税を強調して不安をあおる。
- Android版e-Taxアプリのダウンロードへ誘導する。
- e-Taxのロゴや公式風デザインを利用して信用させようとする。
国税庁を名乗るメールでも、記載されたリンクやダウンロードボタンを安易に信用しないことが大切です。
不審なメールを受信した場合は、国税庁やe-Taxの公式サイトから情報を確認し、被害を未然に防ぎましょう。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。

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