【注意喚起】人事労務部を名乗る「通勤交通費の再申請」メールに注意
人事労務部の担当者を名乗り、通勤交通費の精算システム変更を理由に、新システムへのログインや再申請を求める不審なメールにご注意ください。
今回のメールでは、「期日までに再申請が行われない場合、次月分の交通費支給が遅れる可能性がある」と説明し、期限までの対応を促しています。
会社のドメインが本文や署名に表示されていても、正規の社内メールとは限りません。メール内のリンクから手続きを進める前に、普段利用している社内窓口へ確認してください。
画像:通勤交通費の再申請を求める不審メール。ドメイン表示部分は削除しています。
会社のドメインを差し込んで社内連絡を装う可能性
情報提供によると、画像で削除したリンク表示部分と署名部分には、受信者の会社のドメインが入るようです。宛先などに応じて表示を差し替え、社内からの案内だと思わせている可能性があります。
ただし、差し替えの仕組みや、実際のリンク先は確認できていません。
リンクに表示されているドメインと、実際に接続するURLは異なる場合があります。見慣れた会社のドメインが書かれていることだけで、安全だと判断しないでください。
確認されたメール本文(全文)
ドメイン表示部分は「[会社のドメイン]」に置き換えています。件名・送信元アドレス・実際のリンク先URLは、提供画像からは確認できません。
従業員の皆様
従業員の皆様お疲れ様です。
人事労務部の佐藤でございます。この度、2026年度下半期の経費削減および管理体制強化に伴い、
通勤交通費の精算システムおよび申請ルールを改定することとなりました。つきましては、全従業員を対象に、現在の登録情報の確認と新システムへの移行手続きをお願いしております。
期日までに再申請が行われない場合、次月分の交通費支給が遅れる可能性がございますので、必ずご確認をお願いいたします。■ 交通費精算・新システムログインはこちら
[会社のドメイン]【再申請期限】
2026年10月16日(金)18:00まで【本件に関する変更点】
・最短ルート再計算エンジンの導入
・領収書添付ルールのデジタル化移行ご多忙の折、お手数をおかけいたしますが、正確な給与振込のため、迅速な対応をお願い申し上げます。
[会社のドメイン] 株式会社
人事労務部 労務管理チーム
内線:550
注意したいポイント
- 交通費の支給遅延を示して対応を急がせる:支給が遅れるという不安から、確認せずにリンクを開いてしまわないよう注意してください。
- 人事労務部の担当者を装う:部署名、担当者名、内線番号が記載されていても、正規の連絡である証拠にはなりません。
- 会社のドメインを表示する:本文や署名に自社のドメインがあっても、送信者やリンク先の正当性は別途確認が必要です。
- 新システムへのログインを求める:誘導先で業務用アカウントのID・パスワード・認証コードなどを入力させるフィッシングに注意してください。
なお、本件の誘導先や入力画面は未確認のため、情報窃取や被害の発生を断定するものではありません。
メールが届いた場合の対処方法
- メール内のリンクからログインせず、普段利用している社内ポータルや登録済みのブックマークから確認してください。
- 人事・総務・情報システム部門に、実際に制度変更や再申請の案内が出ているか確認してください。
- 確認には、社内の連絡先一覧などに掲載された窓口を使ってください。不審メールに書かれた内線番号だけを頼りにしないでください。
- 不審なメールは、社内のルールに従って担当部門へ報告してください。
IDやパスワードを入力してしまった場合
誘導先でパスワードを入力した場合は、正規のサイトから速やかに変更し、情報システム部門へ報告してください。同じパスワードを別のサービスでも使用している場合は、そちらも変更してください。
認証コードを入力した場合や、身に覚えのないログイン通知を承認した場合も、その内容を担当部門へ伝えてください。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。

最近のコメント