「交通反則通告書の再通知について」に注意|info@quiam.comから届く警察を装ったメール
「警察本部 交通反則通告センター」を名乗る「交通反則通告書の再通知について」という不審メールが提供されました。差出人欄にはinfo@quiam.comと表示され、信号無視の反則金9,000円・基礎点数2点を記載して「告知書(PDF)をダウンロード」へ誘導しています。
「再通知」と書かれていても、メール内のボタンを押したり、返信・支払いをしたりしないでください。警視庁は、交通違反や反則金の支払いをメールで知らせることはないと案内しています。違反に心当たりがある場合も、メールとは別に警察の公式窓口へ確認してください。
公式情報:警視庁「最新の手口」内・警視庁交通管制課を装ったメール
提供されたメール画像

「交通反則通告書の再通知について」という不審メール。反則金9,000円を記載し、告知書PDFのダウンロードへ誘導しています。
メール全文(提供画像に表示された範囲)
以下は画像内で確認できる全文です。差出人・件名・受信日時と、メールアプリの警告表示を本文と分けて掲載します。ダウンロードボタンは文字のみを記載し、誘導先へのリンクは設定していません。
差出人:“警察本部 交通反則通告センター” <info@quiam.com>
件名:交通反則通告書の再通知について
受信日時:2026/10/10 土曜日 19:21
メールアプリの警告表示:
このメールは認証情報のドメインとFromアドレスのドメインが一致していません
警察署 交通課 より
交通反則告知書
道路交通法第126条第1項の規定に基づき、下記の通りお知らせいたします。
免許の種類:普通
車種:普通乗用
日時:令和8年10月9日 午後2時20分頃
場所:東京都北品川二丁目交差点
反則行為:信号無視(赤色等)
適用法条:道路交通法第7条
反則金:9,000 円
基礎点数:2 点
その他の詳細情報は、告知書(PDF)でご確認ください。
告知書(PDF)をダウンロード
過去の「送達について」メールとの違い
詐欺被害ナビでは、2026年10月10日に「交通反則通告書の送達について」というメールを紹介しています。信号無視、反則金9,000円、基礎点数2点、違反日時・場所、PDFへの誘導は今回と共通しています。
本記事では、共通する手口の別事例として、「再通知」という件名、差出人表示、送信元アドレス、本文の変更点を中心に紹介します。同じ送信者によるものか、先のメールに続いて送信されたものかは確認できていません。
| 比較項目 | 既存事例 | 今回の事例 |
|---|---|---|
| 件名 | 交通反則通告書の送達について | 交通反則通告書の再通知について |
| 名乗り・署名 | 警察本部 交通部 | 差出人:警察本部 交通反則通告センター 本文:警察署 交通課 より |
| 本文の特徴 | No. 2026-01696を記載し、本人情報などの確認をダウンロードへ誘導 | 画像内に告知書番号は見当たらず、「その他の詳細情報」の確認をPDFへ誘導 |
今回のメールで確認できる不審な点
「再通知」が正式な連絡の証拠にはならない
「再通知」という言葉は、以前の連絡を見落としたと思わせ、確認を急がせる可能性があります。しかし、件名だけで実際に告知や通知が行われたと判断することはできません。繰り返し届いても、それを理由に信用しないでください。
差出人名とメールアドレスを分けて確認する
表示名は「警察本部 交通反則通告センター」ですが、Fromアドレスはinfo@quiam.comです。表示名は送信者側で設定でき、警察が送ったことの証明にはなりません。本文にも「警察署 交通課 より」とあるだけで、具体的な警察署名は画像内に見当たりません。
なお、Fromアドレスだけでは実際の送信者やドメイン管理者を特定できません。アドレスの偽装や第三者による悪用の可能性もあるため、quiam.comの管理者が送信したと断定するものではありません。
認証ドメイン不一致の警告が表示されている
画像上部には、認証情報のドメインとFromアドレスのドメインが一致しないという警告があります。送信元を慎重に確認すべき注意表示です。ただし、画像だけではSPF・DKIM・DMARCの個別の認証結果、送信元IP、実際の送信経路は分かりません。警告だけで技術的な原因を断定せず、警察の公式案内と合わせて判断してください。
「PDFをダウンロード」という表示だけでは安全性を確認できない
本文には法律名や反則金、点数が記載されていますが、それらは正規通知の証拠にはなりません。件名は「通告書」、本文は「告知書」となっていますが、表記の違いだけで真偽を判断することも避けてください。
今回の画像からは、ボタンの実際のリンク先や配布ファイルは確認できません。PDFが配布されるのか、情報入力画面へ誘導されるのか、不正なファイルが配布されるのかは未確認です。確認のためにボタンを押すことは避けてください。
届いた場合・操作してしまった場合の対応
- まだ操作していない:ボタンを押さず、返信や支払いをしないでください。確認が必要な場合は、警察の公式サイトで調べた窓口へ連絡してください。
- リンクを開いた:入力やダウンロードを進めず、画面を閉じてください。開いただけで感染したとは断定できません。
- ファイルを保存した:ファイルを開いたり、案内に従ってアプリをインストールしたりしないでください。実行・インストールした場合は、端末のサポート窓口や社内の情報システム担当者に相談してください。
- パスワードを入力した:正規のサイト・アプリから変更し、同じパスワードを使う他のサービスも変更してください。
- カード情報を入力した、または送金した:カード会社や金融機関へ速やかに連絡し、メールや操作履歴を保存して警察へ相談してください。
よくある質問
「交通反則通告書の再通知について」は警察からのメールですか?
提供されたメールは、正規の通知として扱うべきではありません。警視庁の公式案内では、交通違反や反則金の支払いをメールで知らせることはないとされています。メール内のボタンではなく、公式窓口で確認してください。
以前にも似たメールが届いていれば信用できますか?
いいえ。複数回届くことや「再通知」という件名は、正当性の証拠にはなりません。今回と既存事例の送信者が同一かどうかも未確認です。
反則金9,000円・2点という具体的な記載があれば本物ですか?
いいえ。法律名、金額、点数、日時や場所が具体的でも、メールの送信元やリンク先の安全性を証明するものではありません。
警察の公式注意喚起
確認日:2026年10月10日。提供画像と確認できた公開情報に基づく記事です。メールヘッダー、誘導先URL、配布ファイルは未確認です。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。
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