【要警戒】警視庁を名乗る「運転免許更新に関する記載情報照合のお願い」はフィッシング詐欺の可能性
警視庁の交通局・交通総務課を名乗り、「運転免許更新に関する記載情報照合のお願い」として、オンライン手続きへ誘導する不審なメール・メッセージが確認されています。
通知には、「免許証記載事項に不一致が認められた」「期限までにオンラインで照合手続きを完了してください」などと記載され、受信者を偽サイトへ誘導しようとする内容です。
メールやSMS内の「照合手続きはこちら」などのボタンは押さず、個人情報・運転免許証情報・クレジットカード情報を入力しないでください。
確認されている不審な通知の内容
今回確認された通知には、以下のような内容が記載されています。
警視庁交通局 交通総務課
通知番号TR-2026-155502
2026年7月31日
運転免許更新に関する記載情報照合のお願い
平素より警視庁の諸活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、お客様の運転免許更新期限が近づいていることを確認いたしました。住民基本台帳情報との照合を実施したところ、免許証記載事項に不一致が認められました。
更新案内ハガキ発送に先立ち、下記期限までにオンラインにて照合手続きの完了をお願いいたします。
照合期限2026年8月2日(日)23時59分まで
照合手続きはこちら
※ 本手続きはオンラインにて約2分程度で完了いたします。
敬具
お問い合わせ先
警視庁 交通局 交通総務課
電話:03-3581-4321(警視庁代表)
受付時間:午前8時30分から午後5時15分まで(平日)
〒100-8929 東京都千代田区霞が関2丁目1番1号
通知番号として「TR-2026-155502」が記載され、警視庁の名称、所在地、代表電話番号などを掲載することで、本物の通知であるかのように装っています。
詐欺が疑われる主なポイント
- 「免許証の記載事項に不一致がある」と不安をあおっている
- 短い期限を設定し、急いで手続きするよう求めている
- メールやメッセージ内のボタンからオンライン手続きへ誘導している
- 警視庁の名称や所在地、代表電話番号を掲載して信用させようとしている
- 受信者の氏名や免許証番号など、具体的な本人情報が記載されていない
- 行政機関の通知として不自然な「お客様」という表現が使われている
詐欺メールでは、実在する官公庁の名称、住所、電話番号、ロゴなどが無断で使用されることがあります。正しい連絡先が記載されているからといって、通知自体が本物とは限りません。
「照合手続きはこちら」は押さないでください
不審なボタンやURLを開くと、警視庁や運転免許関連の公式ページを模した偽サイトへ誘導される可能性があります。
偽サイトでは、次のような情報の入力を求められるおそれがあります。
- 氏名、生年月日、住所、電話番号
- 運転免許証番号
- メールアドレス、各種パスワード
- クレジットカード番号、暗証番号、セキュリティコード
- インターネットバンキングのログイン情報
入力した情報は、不正利用やなりすまし、金銭被害、別の詐欺への悪用につながる危険があります。
不審な通知を受け取った場合の対処方法
- メールやSMS内のURL・ボタンを開かない
- 送信元へ返信しない
- 記載された連絡先へ安易に電話しない
- 個人情報やカード情報を入力しない
- 最寄りの警察署や運転免許センターへ直接確認する
- 不審なメールを削除し、送信元をブロックする
運転免許証の更新期限や登録情報について確認したい場合は、メール内のリンクを利用せず、都道府県警察や運転免許センターの公式サイトを自分で検索して確認してください。
すでにURLを開いてしまった場合
URLを開いただけで、情報入力やアプリのインストールをしていない場合は、ページを閉じてブラウザの履歴やキャッシュを削除してください。
不審なアプリやファイルをダウンロードした場合は、直ちに削除し、スマートフォンやパソコンのセキュリティーチェックを行いましょう。
個人情報や免許証情報を入力した場合
偽サイトに氏名、住所、電話番号、免許証番号などを入力した場合は、今後、不審な電話やSMS、なりすましによる連絡が増える可能性があります。
最寄りの警察署または警察相談専用電話「#9110」へ相談し、入力した情報と偽サイトの画面、メールの送信元、URLなどを記録しておいてください。
クレジットカード情報を入力した場合
クレジットカード番号やセキュリティコードを入力した場合は、すぐにカード会社へ連絡し、カードの利用停止や再発行を依頼してください。
利用明細を確認し、身に覚えのない請求がないか継続的に確認することも重要です。
金銭被害が発生した場合
すでに送金や決済をしてしまった場合は、直ちに金融機関やカード会社へ連絡してください。その後、最寄りの警察署または110番へ相談しましょう。
消費者トラブルについては、消費者ホットライン「188」でも相談できます。
よくある質問
警視庁から免許更新についてメールが届くことはありますか?
連絡方法や案内内容は地域や登録サービスによって異なる可能性がありますが、メール内のリンクから個人情報やカード情報の入力を求められた場合は警戒が必要です。必ず公式サイトや運転免許センターへ直接確認してください。
警視庁の正しい電話番号が書かれていても詐欺ですか?
詐欺メールでは、実在する警察機関の電話番号や住所が無断で転載されることがあります。正しい情報が一部掲載されていても、送られてきたメールやリンクが正規のものとは限りません。
照合期限を過ぎると免許更新ができなくなりますか?
不審なメールに記載された期限を信用して、慌ててリンクを開かないでください。実際の更新期限は、運転免許証や正式な更新案内、運転免許センターで確認してください。
まとめ
警視庁を名乗る「運転免許更新に関する記載情報照合のお願い」は、免許証情報の不一致を理由に偽のオンライン手続きへ誘導するフィッシング詐欺の可能性があります。
「期限が迫っている」「約2分で完了する」などと記載されていても、リンクやボタンは押さないでください。
運転免許に関する確認は、メール内のリンクではなく、都道府県警察や運転免許センターの公式窓口を利用しましょう。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
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