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【注意喚起】「警察庁(普察庁)」を名乗る“保釈金150万円”振込要求メールは詐欺|口座情報・対処法まとめ
「お子様が窃盗の容疑で逮捕」「保釈金150万円を振り込め」「振り込まないと懲役3〜5年」などと脅し、銀行口座へ送金させようとする詐欺が確認されています。 絶対に振り込まないでください。本記事では、文面の特徴・記載口座・安全な確認方法・相談先をわかりやすくまとめます。
結論:これは「保釈金の振込」を狙う特殊詐欺です
- 公的機関がSMS/メールで「口座へ保釈金を振り込め」と指示することは通常ありません。
- 「期限までに振り込まないと懲役」など、強い脅しで判断力を奪うのが典型的な手口です。
- 本文中に「警察庁」ではなく「普察庁」など誤字が混ざる例もあり、詐欺の可能性が高いサインです。
詐欺メッセージの内容(例)
重要なお知らせ
「普察庁:お子様が窃盗の容疑で逮捕されました。以下のいずれかの口座に150万円の保釈金を振り込んでください。2025年12月15日までに振り込まれない場合、3年から5年の懲役刑が科せられます。…」
※上記は典型例です。文面や金額、罪名、期限は変化します。
記載されていた振込先口座(要注意)
下記は詐欺メッセージに記載されていた情報です。確認・共有の目的で掲載します。 絶対に送金しないでください。
| 銀行 | 支店 | 受取人名 | 口座番号 |
|---|---|---|---|
| 三井住友銀行(0009) | 伏見支店 513 | 力)スリーワイケイズ | 1381023 |
| 三菱UFJ銀行(0005) | 四谷支店 051 | ユ)フリスビーディスク | 1270847 |
※口座名義や口座番号は頻繁に変更されます。同様の文面でも別口座が使われることがあります。
この手口が「詐欺」と判断できるポイント
- いきなり振込を要求(「保釈金を口座へ」など)
- 期限を切って焦らせる(例:〜までに振り込め)
- 刑罰をちらつかせる脅し(例:懲役3〜5年)
- 誤字・不自然な日本語(例:「普察庁」など)
- 連絡先を本文に固定表示して信用させる(例:代表番号の記載)
なお、本文に「03-3581-0141(代表)」のような番号が書かれていても、メッセージ内の案内に従って折り返すのは危険です。 確認する場合は、ご自身で公式サイト等から調べた窓口へ連絡してください。
今すぐやるべき対処法(被害を防ぐ)
- 振り込まない(指示に従って送金しない)
- 返信・電話・リンクを開かない(追加の個人情報を渡さない)
- メッセージを保存(スクショ、受信日時、文面、口座情報)
- 家族本人に直接確認(別ルートで連絡し、事実確認)
- 不安なら相談(警察相談専用電話 #9110、消費生活センター 188)
もし振り込んでしまった場合
- すぐ銀行に連絡し、振込の取消・組戻し・口座凍結相談(可能な範囲で)
- 取引明細、振込控え、相手からの指示文面など証拠を保存
- 警察へ相談(最寄りの警察署、または #9110)
- 消費生活センター(188)にも相談し、手続きの助言を受ける
※時間が経つほど回収は難しくなる傾向があります。気づいた時点で早めに動いてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 本当に警察からの連絡かもしれません。どう確認すればいい?
メッセージに書かれた連絡先へは折り返さず、ご自身で公式情報を確認した窓口へ連絡してください。 併せて、まずは家族本人に直接連絡して状況確認するのが安全です。
Q. 口座名義が会社っぽい(例:ユ)や 力))なら本物?
会社形態のように見えても詐欺は成立します。名義の見た目で信用しないでください。
Q. 同じ文面が来ました。掲載口座と違っても詐欺?
はい。口座は頻繁に変わります。「保釈金を振り込め」系は高確率で詐欺です。

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