詐欺被害の相談窓口一覧|警察・消費者ホットライン・初動対応まとめ

詐欺被害に遭った、あるいは「詐欺かもしれない」と不安を感じている場合は、一人で抱え込まず、状況に合った公的な相談窓口を活用してください。
特殊詐欺やSNS型投資詐欺・SNS型ロマンス詐欺などは、初動が早いほど被害拡大を防げる可能性が高まります。

Contents

1. すぐに連絡すべき相談窓口(まずはここ)

緊急度に応じて、以下の番号を使い分けてください。

窓口名 電話番号 内容
警察相談専用電話 #9110 緊急ではないが、詐欺の疑いや不安がある場合の警察相談窓口です。状況に応じて担当窓口等を案内してくれます。
消費者ホットライン 188(いやや!) 副業詐欺・投資詐欺・不当請求などの消費者トラブルについて、最寄りの消費生活センター等につないでくれます。
警察(緊急) 110 今まさに犯人が近くにいる/脅されている/目の前で金銭を要求されている等、緊急の事件・事故の場合。
重要

「今すぐ送金」「口座が凍結される」「秘密にしろ」などと急かされたら要注意。
通話を切って、上の窓口(#9110/188/110)へ相談してください。

2. すでに支払ってしまった場合(初動が最重要)

お金を支払った・振り込んだ・カード情報を入力した等の場合は、次の対応をできるだけ早く行ってください。

  1. 金融機関へすぐ連絡
    振り込みをしてしまった場合は、振込先の金融機関へ連絡し、口座凍結(利用停止)等の対応が可能か確認してください。
    「振り込め詐欺救済法」に基づき、振込先口座の残高状況などによっては、被害回復(分配金の支払い)の対象となる可能性があります。
  2. 証拠を保存
    犯人とのやり取り(メール、SNS、チャット)、着信履歴、振込明細、購入履歴、詐欺サイトのURL・画面のスクリーンショット等を削除せず保管してください。
  3. 警察へ被害申告(被害届の相談)
    できる範囲で時系列(いつ/どこで/何を/いくら)を整理し、保存した証拠を持って警察へ相談してください。
    迷ったらまずは#9110でもOKです。

3. 内容別の専門窓口(最新の相談先)

投資詐欺・SNS型投資詐欺/SNS型ロマンス詐欺

金融商品や投資名目でのトラブルは、金融庁の相談窓口も活用できます。
金融庁「金融サービス利用者相談室」:0570-016811(IP電話等:03-5251-6811)

迷惑電話・不審なSMS/自動音声の詐欺電話

迷惑電話に関する相談窓口として、迷惑電話対策相談センター「でんわんセンター」があります。
電話:03-6162-1111(相談は無料・通話料は利用者負担)

ネット詐欺・ウイルス警告(サポート詐欺/偽セキュリティ警告)

パソコンに「ウイルス感染」「今すぐ電話」などの偽警告が出ても、表示された番号に絶対に電話しないでください。
対処方法は、IPA(情報処理推進機構)の「偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策」等を参考にし、落ち着いて画面を閉じてください。

4. 二次被害(回復詐欺)に注意

「お金を取り戻せる」「返金交渉を代行する」などと持ちかける二次被害(回復詐欺)にも注意してください。
まずは警察(#9110/110)消費者ホットライン(188)など、公的機関へ相談するのが安全です。

※本ページは注意喚起を目的とした一般情報です。緊急性がある場合は110、判断に迷う場合は#9110または188へご相談ください。