【国勢調査を装う詐欺に注意】「特別協力金5,000円のお受取りについて」は偽の給付金案内!口座情報の登録に注意
総務省統計局や国勢調査を装い、「特別協力金5,000円が支給される」と案内して、銀行口座情報の登録を求める不審な通知が確認されています。
今回確認された画面には、「国勢調査 協力金事務センター」「給付金通知」「特別協力金のお受取りについて」などと記載されており、国の正式な給付金制度であるかのように見せかけています。
しかし、国勢調査への回答を理由に全世帯へ5,000円を支給するという案内は、フィッシング詐欺の疑いが非常に強い内容です。
銀行口座情報や個人情報を入力しないよう注意してください。
実際に確認された不審な給付金案内の画像

国勢調査の特別協力金5,000円を装う不審な給付金案内
画像には総務省統計局を思わせるロゴや緑色の申請ボタンが配置され、正式な行政手続きのようなデザインが使用されています。
見た目が公的機関の案内に似ていても、正規のサイトであるとは限りません。
不審な給付金案内の全文
今回確認された画面には、以下の内容が記載されていました。
総務省統計局
国勢調査 協力金事務センター
給付金通知
特別協力金のお受取りについて
令和7年国勢調査にご協力いただいた世帯を対象に、特別協力金5,000円が閣議決定により支給されることになりました。口座情報をご登録のうえ、お受取りください。
支給予定額
¥5,000
1世帯あたり
▸ 対象:令和7年11月30日までにオンライン回答を完了した全世帯
▸ 受取:下記ボタンより振込口座を登録
▸ 振込:口座登録後、約4週間以内に入金
⚠️ 口座登録期限:令和7年12月15日(月)
今すぐ受取手続きへ
※まだ国勢調査をご回答でない場合は、先にご回答ください。
※手数料のご負担は一切ございません。
※上記は不審な画面に表示されていた内容を紹介したものであり、給付金制度の存在や支給を保証するものではありません。
この給付金案内が詐欺と疑われる理由
1.国勢調査の回答者に5,000円を支給すると説明している
国勢調査は、国内の人口や世帯の実態を把握するために実施される国の統計調査です。
今回の通知では、オンライン回答を完了した全世帯に5,000円が支給されると説明していますが、このような案内をそのまま信用してはいけません。
給付金制度の有無は、総務省統計局などの公式情報で確認する必要があります。
2.振込先の銀行口座情報を登録させようとしている
通知には「下記ボタンより振込口座を登録」と記載されています。
これは、給付金の受け取りを口実に、銀行口座情報や個人情報を収集しようとするフィッシング詐欺でよく見られる手口です。
誘導先によっては、以下の情報を要求される可能性があります。
- 氏名・住所・電話番号
- 銀行名・支店名・口座番号
- インターネットバンキングのログイン情報
- 暗証番号・認証コード
- クレジットカード情報
特に、暗証番号やワンタイムパスワードを入力するよう求められた場合は、直ちに操作を中止してください。
3.「閣議決定」という表現で信用させようとしている
本文では「閣議決定により支給されることになりました」と説明しています。
国の正式な決定であるかのような表現を使用し、受信者を安心させる狙いが考えられます。
ただし、「閣議決定」と書かれているだけでは、正式な制度である証拠にはなりません。
4.過去の日付を口座登録期限として表示している
画像には、次の期限が記載されています。
令和7年12月15日(月)
これは2025年12月15日を意味し、2026年11月現在ではすでに経過した日付です。
古い日付をそのまま使用していることも、不審な点の一つです。
5.公的機関を装ったデザインを使用している
画面には総務省統計局を思わせるロゴ、給付金通知という見出し、支給予定額の表示、受取手続きボタンなどが配置されています。
このようなデザインは、利用者に本物の行政機関のページだと思わせるために悪用されることがあります。
不審な給付金案内を見分けるポイント
- 国勢調査に回答すると現金がもらえると説明している
- 給付金の受け取りに銀行口座の登録が必要と案内している
- 総務省統計局など公的機関の名称やロゴを使用している
- 「今すぐ受取手続きへ」などのボタンを押させようとしている
- 公式サイトで確認できない給付金制度を案内している
- 期限を強調して早急な手続きを促している
これらの特徴が見られる場合は、リンクを開かず、公式サイトから情報を確認してください。
不審な画面を開いてしまった場合の対処法
画面を表示しただけの場合
不審なサイトを開いただけで、個人情報の入力やファイルのダウンロードをしていない場合は、まずページを閉じてください。
表示しただけで必ず情報が盗まれるわけではありません。ただし、ブラウザや端末の脆弱性が悪用される可能性もあるため、OSやブラウザを最新の状態に保つことが大切です。
銀行口座情報を入力してしまった場合
銀行名や口座番号などを入力してしまった場合は、利用している金融機関へ相談してください。
インターネットバンキングのID・パスワード・認証コードまで入力した場合は、不正送金の危険があるため、直ちに金融機関の公式窓口へ連絡し、利用停止などの対応を相談してください。
クレジットカード情報を入力した場合
カード会社へ速やかに連絡し、カードの利用停止や再発行について相談してください。
また、利用明細を確認し、身に覚えのない請求がないか確認しましょう。
不審なアプリをインストールした場合
不審なアプリをインストールした場合は、アプリの権限や端末の状態を確認し、必要に応じて専門窓口に相談してください。
国勢調査の正しい情報を確認する方法
国勢調査に関する情報は、総務省統計局の公式サイトで確認してください。
また、不審なメールやSMSを受け取った場合は、記載されたリンクからではなく、公式サイトを自分で検索してアクセスしてください。
よくある質問(FAQ)
Q.国勢調査に回答すると5,000円がもらえるのですか?
A.今回の画面に記載された「特別協力金5,000円」という案内は信用しないでください。制度の存在は総務省統計局の公式情報で確認する必要があります。
Q.総務省統計局のロゴが表示されていますが、本物ではないのですか?
A.ロゴや組織名は第三者が無断で使用することも可能です。見た目だけで正規サイトと判断することはできません。
Q.受取手続きのボタンを押してしまいました。大丈夫ですか?
A.ボタンを押しただけで、直ちに被害が発生するとは限りません。個人情報の入力や不審なファイルのダウンロードをしていなければ、ページを閉じてください。
Q.口座番号だけ入力してしまいました。どうすればよいですか?
A.口座番号だけで直ちに不正送金が可能になるとは限りませんが、氏名などの情報と組み合わせて悪用されるおそれがあります。金融機関に相談し、口座の取引状況を確認してください。
Q.家族にも同じ通知が届く可能性はありますか?
A.同様の不審な案内が他の人にも送られる可能性があります。家族や知人にも注意を呼びかけてください。
まとめ|国勢調査の特別協力金5,000円を装う通知に注意
今回確認された通知は、総務省統計局や国勢調査の名称を使用し、特別協力金5,000円の支給を口実に銀行口座情報の登録を求めるものです。
国の機関を装った通知であっても、安易に信用してはいけません。
特に、給付金の受け取りを理由に口座情報や認証情報を入力させるサイトには十分注意してください。
不審な通知を受け取った場合は、記載されたリンクを使用せず、必ず公式サイトで確認しましょう。
本記事の運営について
本記事は、詐欺被害ナビ編集部が確認した不審な通知画面をもとに、フィッシング詐欺の被害防止を目的として作成しています。
掲載内容は確認時点の情報に基づいており、実際の送信者や誘導先の運営者を特定したものではありません。
詐欺被害ナビは、総務省統計局および国勢調査の実施機関とは関係ありません。
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