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【国勢調査詐欺メール注意】「回答に不備がございます」は偽物?総務省統計局を装う修正要求メール|SPF・DKIM・DMARCすべてPASSでも危険

【国勢調査詐欺メール注意】「回答に不備がございます」は偽物?総務省統計局を装う修正要求メール|SPF・DKIM・DMARCすべてPASSでも危険

2026年11月3日、総務省統計局を装い、「国勢調査の回答に不備がある」として修正を求める不審なメールが確認されました。

メールの件名は「【要修正】国勢調査の回答に不備がございます — 期限内にご対応ください」です。

本文には、世帯員の出生年月、就業状態、住居の種類などに記入漏れがあると記載され、「今すぐ修正する」というボタンから手続きを行うよう誘導しています。

このメールは、総務省統計局を装ったフィッシング詐欺メールと判断できる内容です。リンクをクリックしたり、個人情報を入力したりしないでください。

さらに今回のメールでは、SPF・DKIM・DMARCのメール認証がすべてPASSとなっていました。

メール認証に成功していても、送信者が本物の総務省統計局であることを意味するわけではありません。

実際に届いた不審メールの画像

総務省統計局を装った国勢調査の回答修正要求メール

実際のメールでは、総務省統計局の名称やロゴを使用し、正式な通知のように見せかけています。

不審メールの送信元・件名・添付ファイル

項目 内容
受信日時 2026年11月3日(火)07:19
表示上の送信者 【総務省統計局】
送信元メールアドレス no-reply@just.gwyvt.com
件名 【要修正】国勢調査の回答に不備がございます — 期限内にご対応ください
添付ファイル1 logo.png(2KB)
添付ファイル2 TzO706.xvk(22B)
送信元IP 20.89.254.77
認証ドメイン just.gwyvt.com

実際の詐欺メール本文全文

以下は、確認されたメール本文の文字起こしです。

国勢調査 回答審査センター

【要修正】

国勢調査の回答に不備が確認されました

ご提出済みの国勢調査回答を審査した結果、一部の項目に記入漏れが判明いたしました。

修正されない場合、ご回答は無効として処理されます。

× 世帯員の出生年月 — 未記入(第2面 問3)

× 就業状態・事業内容 — 未選択(第3面 問7)

× 住居の種類・建て方 — 空欄(第1面 問2)

修正方法

下記ボタンから修正画面にアクセス → 不備箇所が赤く強調表示 → 入力して再送信(所要約2分)

【今すぐ修正する】

修正期限:令和7年11月30日(日) | お問い合わせ:0570-07-2025

総務省統計局 国勢統計課

〒162-8668 東京都新宿区若松町19-1

送信専用|配信停止

※上記は受信画面に表示された本文の文字起こしです。「今すぐ修正する」は実際のリンクではなく、表示されていたボタンの文字を再現しています。

このメールがフィッシング詐欺と判断できる理由

1. 送信元が総務省統計局の公式ドメインではない

今回のメールの送信元は、次のアドレスです。

no-reply@just.gwyvt.com

総務省統計局の公式サイトは「stat.go.jp」です。

今回の送信元ドメイン「just.gwyvt.com」は、総務省統計局の公式ドメインではありません。

メールの差出人名は自由に設定できるため、「総務省統計局」と表示されていても、本物とは限りません。

2. 国勢調査ではメールによる回答確認を行わない

総務省統計局は、国勢調査を装った不審メールについて公式に注意喚起しています。

国勢調査では、メールによって回答状況を確認したり、回答を依頼したりすることはないと案内しています。

したがって、メールで回答の不備を通知し、修正画面へ誘導する今回の内容は、公式の運用と一致しません。

総務省統計局|令和7年国勢調査

3. 修正期限が過去の日付になっている

今回のメールの受信日は2026年11月3日です。

しかし、本文には次のように記載されています。

修正期限:令和7年11月30日(日)

令和7年は2025年です。

つまり、メールを受信した時点ですでに約11か月前の期限が指定されています。

この日付の矛盾も、不審メールであることを示す重要な特徴です。

4. 回答が無効になると不安をあおっている

メールには、修正しなければ回答が無効になると記載されています。

受信者に不利益が生じると思わせ、急いでリンクをクリックさせようとするのは、フィッシング詐欺でよく使われる手口です。

5. 出生年月や就業状態などの個人情報を狙っている可能性

メールでは、世帯員の出生年月、就業状態、住居の種類などが未記入であると説明されています。

これらは個人や世帯に関する情報です。

偽の修正画面に誘導し、個人情報を入力させようとしている可能性があります。

ただし、今回のメールにあるボタンの実際のリンク先や、入力画面の内容までは確認できていません。

6. 不明な拡張子の添付ファイルがある

今回のメールには、次の2つの添付ファイルがあります。

  • logo.png(2KB)
  • TzO706.xvk(22B)

「logo.png」はロゴ画像とみられますが、ファイルの内容は解析していません。

また、「TzO706.xvk」は一般的な文書ファイルとは異なる拡張子です。

ファイル名や拡張子だけでマルウェアと断定することはできませんが、不審メールに添付されたファイルは開かないでください。

SPF・DKIM・DMARCがすべてPASSでも詐欺メールになる理由

今回のメールでは、送信元の認証情報も確認されています。

認証方式 結果 ドメイン
SPF PASS just.gwyvt.com
DKIM PASS just.gwyvt.com
DMARC PASS just.gwyvt.com

SPF PASSとは?

SPFは、メールが送信元ドメインで許可されたサーバーから送信されているかを確認する仕組みです。

今回のSPF PASSは、総務省統計局が送信したことを証明するものではありません。

DKIM PASSとは?

DKIMは、メールに付けられた電子署名を検証する仕組みです。

署名が正しく検証されても、署名したドメインが公的機関の正規ドメインであるとは限りません。

DMARC PASSとは?

DMARCは、送信元として表示されるドメインと、SPFまたはDKIMによる認証との整合性を確認する仕組みです。

今回の認証結果では「just.gwyvt.com」との整合性が確認されています。

認証されたのは「just.gwyvt.com」であり、総務省統計局の正当性が確認されたわけではありません。

なぜ詐欺メールでも認証を通過できるのか?

送信者が自分で管理するドメインにSPF・DKIM・DMARCを正しく設定すれば、そのドメインから送信したメールは認証を通過できます。

つまり、詐欺目的のメールであっても、メール認証の結果がすべてPASSになることがあります。

「認証PASS=安全なメール」ではありません。

メールの安全性を判断する際は、送信元ドメイン、本文の内容、公式機関の案内、リンク先などを総合的に確認することが重要です。

送信元IPアドレス「20.89.254.77」について

今回のメール認証情報には、送信元IPアドレスとして「20.89.254.77」が記録されています。

ただし、IPアドレスだけでメール送信者本人や詐欺グループを特定することはできません。

クラウドサービスなどを経由してメールが送信される場合もあるため、IPアドレスの記録は調査上の参考情報として扱う必要があります。

国勢調査を装った詐欺メールの見分け方

  • 総務省統計局を名乗りながら公式ドメイン以外から送信されている
  • メールで国勢調査の回答状況を確認しようとする
  • 回答内容の不備や再提出を求める
  • 回答が無効になると説明して不安をあおる
  • 修正期限を指定して手続きを急がせる
  • 不審なリンクや添付ファイルが含まれている
  • 出生年月や住所などの個人情報を入力させようとする

こうした特徴があるメールを受信した場合は、リンクを開かず、総務省統計局の公式サイトで確認してください。

不審メールを受信した場合の対処法

  1. 「今すぐ修正する」をクリックしない。 偽サイトに誘導される可能性があります。
  2. 添付ファイルを開かない。 不明なファイルの実行や開封を避けてください。
  3. 個人情報を入力しない。 氏名、住所、生年月日、世帯情報などを入力しないでください。
  4. メール内の電話番号に安易に連絡しない。 公式サイトで問い合わせ先を確認してください。
  5. 迷惑メールとして報告する。 メールサービスの迷惑メール報告機能を利用してください。
  6. 不安な場合は公的窓口に相談する。 必要に応じて警察や消費生活センターへ相談してください。

リンクをクリックしてしまった場合は?

リンクを開いただけの場合

リンクを開いただけで、必ず個人情報が盗まれるわけではありません。

ただし、ページ内で個人情報を入力したり、ファイルをダウンロードして実行したりしないでください。

不審なページを閉じ、必要に応じて端末のセキュリティ確認を行ってください。

個人情報を入力してしまった場合

氏名、住所、生年月日、電話番号などを入力した場合は、今後の不審な連絡やなりすましに注意してください。

パスワードを入力した場合は、正規サイトから変更してください。

クレジットカード情報や銀行口座情報を入力した場合は、速やかにカード会社や金融機関へ相談してください。

添付ファイルを開いてしまった場合

不審な添付ファイルを開いた場合は、端末のセキュリティソフトで確認してください。

不審なアプリやプログラムが実行された可能性がある場合は、ネットワークから切り離し、専門窓口へ相談することも検討してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 総務省統計局から国勢調査の回答修正メールが届くことはありますか?

総務省統計局は、国勢調査についてメールで回答状況の確認や回答依頼を行わないと案内しています。今回のようなメールには応じないでください。

Q2. SPF・DKIM・DMARCがすべてPASSなら安全ですか?

いいえ。これらの認証は、送信元ドメインに関する技術的な検証であり、メール本文の安全性や送信者の公的な身元を保証するものではありません。

Q3. 「just.gwyvt.com」は総務省の公式ドメインですか?

総務省統計局の公式サイトのドメインは「stat.go.jp」です。今回の「just.gwyvt.com」は公式ドメインではありません。

Q4. 令和7年11月30日までに回答を修正する必要がありますか?

今回のメールは2026年11月3日に届いており、記載された期限はすでに過去の日付です。メールの指示に従う必要はありません。

Q5. メールの添付ファイル「TzO706.xvk」はウイルスですか?

ファイルの内容を解析していないため、ウイルスかどうかは不明です。不審メールの添付ファイルなので開かないでください。

Q6. メールに書かれた電話番号へ問い合わせてもよいですか?

不審メールに記載された連絡先は信用せず、総務省統計局の公式サイトで問い合わせ先を確認してください。

Q7. メールを開いただけでも被害に遭いますか?

メールを開いただけで必ず被害が発生するわけではありません。ただし、リンクのクリック、個人情報の入力、添付ファイルの開封には注意が必要です。

公式情報・相談窓口

まとめ|メール認証がすべてPASSでも総務省統計局を装う詐欺に注意

2026年11月3日に確認された「【要修正】国勢調査の回答に不備がございます — 期限内にご対応ください」というメールは、総務省統計局を装ったフィッシング詐欺メールと判断できる内容です。

送信元は「no-reply@just.gwyvt.com」で、国勢調査の公式ドメインではありません。

また、2026年に届いたメールであるにもかかわらず、修正期限が2025年11月30日となっているなど、不自然な点があります。

今回の事例で特に重要なのは、SPF・DKIM・DMARCがすべてPASSしていたことです。

メール認証に成功していても、そのメールが安全であるとは限りません。

国勢調査を装ったメールが届いた場合は、本文内のリンクや添付ファイルを開かず、公式サイトで情報を確認してください。

本記事の運営について

本記事は、詐欺・迷惑電話・フィッシングメールなどの注意喚起情報を発信する「詐欺被害ナビ」編集部が作成しています。

実際に確認された不審メールの画像、本文、認証情報および公的機関の公開情報をもとに作成しています。

送信元ドメインやIPアドレスの記載は、特定の個人・事業者による犯罪行為を断定するものではありません。

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掲載した不審メールの内容は、注意喚起・検証を目的として紹介しています。

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