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【詐欺注意】税務署「寄附金控除に係る還付金が確定しました」は偽メール|ふるさと納税86,400円の還付を装う手口

【詐欺注意】税務署「寄附金控除に係る還付金が確定しました」は偽メール|ふるさと納税86,400円の還付を装う手口

2026年10月28日、税務署や国税庁のe-Tax(国税電子申告・納税システム)を装い、「【税務署より】寄附金控除に係る還付金が確定しました」という件名の不審なメールが確認されました。

メールでは、ふるさと納税の寄附金控除によって86,400円の還付金が確定したと説明し、振込先口座の登録を促しています。

さらに「Android版 e-Tax アプリをダウンロード」というボタンを表示し、アプリのダウンロードへ誘導しています。

しかし、送信元アドレスは国税庁の公式ドメインとは異なり、国税庁・税務署を装ったフィッシング詐欺の可能性が極めて高いメールです。

本記事では、実際に届いた不審メールの画像と本文全文を紹介し、ふるさと納税の還付金を装う手口、偽メールの見分け方、受信した場合の対処方法を解説します。

実際に届いた「寄附金控除に係る還付金が確定しました」のメール画像

税務署・e-Taxを装う寄附金控除の還付金詐欺が疑われるメール

画像では、国税庁e-Taxの名称や「還付明細書」という表示を使用し、税務署からの正式な通知であるかのように見せかけています。

また、還付金額や振込予定日などを表形式で掲載し、受信者に本物の還付通知だと思わせる構成になっています。

しかし、国税庁の名称やロゴ、住所、法人番号などが記載されていても、それだけで正規のメールであるとは判断できません。

不審メールの件名・送信元・受信日時

送信元アドレスは画像上で一部が不鮮明ですが、確認できる範囲では国税庁の公式ドメインとは異なっています。

送信者名を「税務署」と表示することは技術的に可能であり、表示名だけで送信元の正当性を判断することはできません。

税務署を装う不審メールの本文全文

以下は、2026年10月28日に確認されたメール画像から文字起こしした内容です。

件名:【税務署より】寄附金控除に係る還付金が確定しました

国税庁 e-Tax
国税電子申告・納税システム

還付明細書

寄附金控除(ふるさと納税)に係る還付金のお知らせ

項目 内容
還付対象 寄附金控除(ふるさと納税)
還付金額 86,400円
振込予定 口座登録後7営業日以内
受取方法 指定口座への振込

令和7年度分の所得税について、審査の結果、寄附金控除(ふるさと納税)の適用が認められ、還付金の支払いが確定いたしました。

還付金のお受取には振込先口座の登録が必要です。下記アプリの「メッセージボックス」よりお手続きください。

なお、寄附金受領証明書はお手元に保管してください。ワンストップ特例申請者との重複にご注意ください。

Android版 e-Tax アプリをダウンロード

※お手続きにはマイナンバーカード等の電子証明書による認証が必要です

国税庁 〒100-8978 東京都千代田区霞が関3-1-1

法人番号 7000012050002

このメールは送信専用です。返信されてもお答えできません。

Copyright © NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.

※上記は不審メールの内容を記録したものです。記載された還付金の支払いが実際に確定したことを意味するものではありません。

今回のメールがフィッシング詐欺と疑われる6つの理由

1.送信元アドレスが国税庁の公式ドメインではない

メールの差出人名には「税務署」と表示されていますが、送信元には国税庁の公式ドメインとは異なるアドレスが使用されています。

公的機関の名称を表示していても、送信元が正規の機関であるとは限りません。

2.86,400円という具体的な還付金額を提示している

今回のメールでは、還付金額として86,400円が表示されています。

具体的な金額を提示することで、受信者に「自分の還付金が確定した」と思わせ、手続きを促している可能性があります。

しかし、実際にふるさと納税を行っていたとしても、メールに記載された金額が正しいとは限りません。

3.振込先口座の登録を求めている

メールには、還付金の受け取りには振込先口座の登録が必要と記載されています。

偽サイトへ誘導し、銀行口座情報、氏名、住所、電話番号、認証情報などを入力させる手口が考えられます。

不審なメールに記載されたリンクから、個人情報や金融機関の情報を登録しないよう注意してください。

4.Android版e-Taxアプリのダウンロードへ誘導している

今回のメールには「Android版 e-Tax アプリをダウンロード」というボタンが設置されています。

正規のサービスを装って不正なアプリを配布し、端末内の情報や認証情報を盗み取ろうとする手口には注意が必要です。

今回の画像だけでは実際のダウンロード先やファイルの内容は確認できませんが、メール内のボタンを操作することは避けてください。

5.ふるさと納税の制度を利用して信用させている

メールには「寄附金控除」「ふるさと納税」「寄附金受領証明書」「ワンストップ特例申請」など、実際の税制に関連する用語が使われています。

これらの制度名を記載することで、正規の税務手続きに関する通知だと信じ込ませる狙いが考えられます。

なお、ふるさと納税のワンストップ特例制度では、原則として所得税からの還付ではなく、翌年度の住民税から控除される仕組みです。

そのため、ふるさと納税を行ったすべての人に所得税の還付金が振り込まれるわけではありません。

6.国税庁の住所や法人番号を記載している

メール末尾には、国税庁の所在地や法人番号が記載されています。

しかし、公的機関の住所や法人番号は公開情報であり、第三者でもメール本文に記載することができます。

公式情報が含まれているからといって、メール全体が本物であるとは判断できません。

過去の国税庁・e-Tax還付金詐欺との違い

詐欺被害ナビでは、これまでにも国税庁やe-Taxを装い、所得税の還付金、医療費控除、未納税金、差押えなどを口実にした不審メールを紹介しています。

今回のメールは、「ふるさと納税の寄附金控除」「86,400円の還付金」「口座登録後7営業日以内の振込」を組み合わせている点が特徴です。

また、2026年10月28日には、延滞税の算出結果を装い、Android版e-Taxアプリのダウンロードへ誘導する別の不審メールも確認されています。

関連記事:e-Tax「延滞税の算出結果がメッセージボックスに届いています」は偽メール

国税庁・e-Taxを装う不審メールの事例は、以下の総合記事でも紹介しています。

国税庁・e-Taxを装う詐欺メール総まとめ|過去の事例と最新の手口

不審な還付金メールを受信した場合の対処方法

実際に還付金があるかどうかを確認する場合は、メール内のリンクを使用せず、公式サイトへ直接アクセスしてください。

国税庁公式サイト:https://www.nta.go.jp/

e-Tax公式サイト:https://www.e-tax.nta.go.jp/

口座情報を入力したり、不審なアプリをインストールした場合

不審なサイトに銀行口座情報や認証情報を入力した場合は、速やかに金融機関へ連絡してください。

また、メール内のリンクからアプリをインストールしてしまった場合は、次の対応を検討してください。

不正アプリによる被害は、アプリを削除するだけでは解消しない場合があります。必要に応じて専門家へ相談してください。

よくある質問(FAQ)

Q1.「寄附金控除に係る還付金が確定しました」というメールは本物ですか?

今回確認されたメールは、送信元アドレスが国税庁の公式ドメインとは異なり、Android版アプリのダウンロードを促しているため、フィッシング詐欺の可能性が極めて高いものです。

Q2.ふるさと納税で86,400円が還付されることはありますか?

寄附金控除による所得税の還付額は、寄附額、所得、税率、申告内容などによって異なります。今回のメールに記載された86,400円が実際に還付されるとは判断できません。

Q3.ふるさと納税のワンストップ特例を利用した場合も所得税が還付されますか?

ワンストップ特例制度を利用した場合は、原則として所得税からの還付ではなく、翌年度の住民税から控除されます。

Q4.還付金を受け取るためにアプリをダウンロードする必要がありますか?

今回の不審メールに記載されたアプリのダウンロードボタンは使用しないでください。正式な手続きは国税庁やe-Taxの公式サイトで確認してください。

Q5.メールを開いただけで被害に遭いますか?

一般的には、メールを表示しただけで直ちに被害が発生するとは限りません。ただし、不審なリンクの操作、添付ファイルの実行、アプリのインストールなどには注意が必要です。

Q6.国税庁の住所や法人番号が書かれていても詐欺の可能性がありますか?

あります。公的機関の住所や法人番号は公開されているため、偽メールにも記載できます。メールの正当性を保証するものではありません。

Q7.本当に還付金があるか確認するにはどうすればよいですか?

国税庁の公式サイトやe-Taxの正規のメッセージボックスから確認してください。不明な場合は、所轄の税務署へ直接問い合わせてください。

まとめ|ふるさと納税86,400円の還付金を装う偽メールに注意

2026年10月28日に確認された「【税務署より】寄附金控除に係る還付金が確定しました」というメールは、国税庁・e-Taxを装ったフィッシング詐欺の可能性が極めて高い内容です。

今回の特徴は、ふるさと納税の寄附金控除によって86,400円の還付金が確定したと説明し、振込先口座の登録を促している点です。

さらに、Android版e-Taxアプリのダウンロードボタンが設置されており、不正アプリへの誘導も疑われます。

還付金の案内を受け取っても、メール内のリンクやダウンロードボタンを使用せず、必ず国税庁の公式サイトから確認してください。

フィッシング詐欺や不正アプリへの備え

フィッシング詐欺や不正アプリによる被害を防ぐためには、OSやアプリを最新の状態に保ち、セキュリティ対策を行うことが重要です。

セキュリティ対策製品を選ぶ際は、使用している端末やOSに対応しているか確認してください。

本記事の運営

詐欺被害ナビ編集部

詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。

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