【詐欺注意】国税庁を装う「2026年度第3四半期 税務・会計帳簿確認」メールに注意
2026年10月23日、国税庁を名乗り、企業の経理・財務担当者に税務関連資料の確認を求める不審なメールが確認されました。
メールの件名は「オーケー株式会社 2026年度第3四半期(10月30日までにご対応ください)」で、本文には「令和8年第3四半期 税務・会計帳簿確認のご案内」と記載されています。
特に注意したいのは、PDFやExcel形式の資料を装った「ダウンロード」リンクです。今回確認された画面では、リンク先として国税庁とは異なる外部ドメイン「alexduerr.com」が表示されていました。
国税庁を装ったフィッシング詐欺や不正ファイル配布の可能性が高いため、メール内のリンクにはアクセスしないでください。
不審メールの基本情報
| 確認日 | 2026年10月23日 |
|---|---|
| メール件名 | オーケー株式会社 2026年度第3四半期(10月30日までにご対応ください) |
| 表示された差出人 | 国税庁(こくぜいちょう) |
| 表示されたメールアドレス | info@e-tax.nta.go.jp |
| メール記載の対象企業 | オーケー株式会社 |
| 要求内容 | 税務・会計帳簿の確認、経理担当者への転送、関連資料のダウンロード |
| 確認されたリンク先 | alexduerr.com |
| 危険性 | フィッシング詐欺・不正ファイル配布の疑い |
※差出人メールアドレスは受信画面上の表示です。表示されているアドレスだけで国税庁からの正規メールと判断することはできません。
実際に確認された不審メールの画像
国税庁を装い、税務・会計関連資料のダウンロードを促す不審メール
画像では、税務確認関連資料としてPDFファイル2件とExcelファイル1件が案内されています。
リンクにマウスを合わせると、国税庁の公式サイトとは異なる外部ドメインが表示されており、注意が必要です。
不審メールの全文
以下は、2026年10月23日に確認されたメールの内容です。検索による被害防止のため、件名・差出人・本文・ファイル名を掲載しています。
件名:
オーケー株式会社 2026年度第3四半期(10月30日までにご対応ください)
差出人:
国税庁(こくぜいちょう)
<info@e-tax.nta.go.jp>
受信日時:
2026/10/23(金)14:37
税務・会計確認のご案内・令和8年第3四半期
令和8年第3四半期 税務・会計帳簿確認のご案内
オーケー株式会社 企業のご担当者様
令和8年(2026年)第3四半期に係る税務申告および会計処理の確認にあたり、帳簿、証憑書類、申告資料の内容に漏れや誤りがないか、ご確認くださいますようお願いいたします。
本案内を受信された方は、社内の経理・財務責任者または担当者へご転送ください。
主な確認事項
- 第3四半期の会計記録と取引証憑の照合
- 各税目の申告内容と帳簿上の金額の整合性確認
- 修正・追加資料の提出や確認が必要な事項の洗い出し
- 税務署等から正式な税務調査通知を受けた場合は、通知書記載の期限・方法に従って対応
令和8年第3四半期 税務確認関連資料
令和8年度 税務確認対象企業一覧.pdf
ダウンロード
令和8年度第3四半期 税務確認対象資料チェックリスト.pdf
ダウンロード
令和8年第3四半期 会計帳簿・証憑確認明細表.xlsx
ダウンロード
資料の確認には、社内で承認された端末および文書管理システムをご利用ください。申告漏れや記載誤りによる税務上のリスクを低減するため、必要に応じて内容の修正・確認を行ってください。
⚠ 社内確認期限のご案内:本案内の受領日の翌日から15日以内を目安に、帳簿等の確認と社内報告をお願いいたします。税務当局から正式な通知を受領している場合は、該当通知に記載された期限を優先してください。
申告漏れ等による加算税・延滞税などのリスクを避けるため、速やかな確認をお願いいたします。
本案内は社内向けの税務・会計確認のご案内であり、税務署または国税庁が発行した正式な税務調査通知ではありません。ご不明な点は社内の経理担当者または税理士にご相談ください。
※上記は受信画像からの文字起こしです。危険なリンクへのアクセスを防ぐため、ダウンロード部分はリンク化していません。
今回のメールが危険と考えられる5つの理由
1.国税庁を名乗りながら外部サイトへ誘導している
今回のメールでは、資料ダウンロードのリンク先として次のドメインが確認されています。
alexduerr.com
このドメインは国税庁の公式ドメインではありません。
外部サイトへ誘導してファイルをダウンロードさせる手口は、不正プログラムの感染や情報窃取につながるおそれがあります。
なお、今回の情報だけではリンク先で実際に配布されるファイルの内容や、不正プログラムの有無までは確認できていません。
2.企業名を記載して信用させようとしている
件名と本文には「オーケー株式会社」という企業名が記載されています。
企業名を具体的に記載することで、正規の業務連絡だと誤認させ、経理・財務担当者に確認を促す狙いが考えられます。
ただし、このメールが実際にオーケー株式会社の関係者へ送信されたかどうかは、画像だけでは確認できません。
3.経理・財務担当者への転送を求めている
本文には「社内の経理・財務責任者または担当者へご転送ください」と記載されています。
このような文言によって、不審メールが社内の複数の担当者へ広がる可能性があります。
不審なメールを社内で共有する場合は、リンクを開かず、社内の情報システム担当者やセキュリティ担当者へ報告してください。
4.PDF・Excel資料のダウンロードを促している
メールでは、次の3種類の資料が案内されています。
- 税務確認対象企業一覧.pdf
- 税務確認対象資料チェックリスト.pdf
- 会計帳簿・証憑確認明細表.xlsx
これらはメール上の表示ファイル名であり、実際に同名のPDFやExcelファイルが配布されているとは限りません。
不審なリンクから取得したファイルを開くと、悪意あるプログラムの実行や偽ログイン画面への誘導などにつながる可能性があります。
5.期限と税務上のリスクを強調している
件名では「10月30日までにご対応ください」と期限を示し、本文では加算税・延滞税のリスクに言及しています。
さらに、本文には「受領日の翌日から15日以内」とも記載されており、件名の期限と必ずしも一致していません。
期限を意識させ、十分な確認を行う前に資料を開かせようとする手口が疑われます。
国税庁の正規メールとの見分け方
国税庁やe-Taxを名乗るメールを受信した場合、差出人名やメールアドレスの表示だけで正規の通知と判断しないことが重要です。
- メール内のリンク先が国税庁やe-Taxの正規サイトか確認する
- 不審なPDF・Excelファイルをダウンロードしない
- 企業名や担当部署名が書かれていても信用しない
- メール内のリンクではなく、公式サイトを自分で開いて確認する
- 税務署からの正式な通知が必要な場合は、正規の連絡先へ直接確認する
国税庁公式サイト:https://www.nta.go.jp/
e-Tax公式サイト:https://www.e-tax.nta.go.jp/
不審なメールを受信した場合の対処法
- メール内のダウンロードリンクをクリックしない
- 不審なファイルを保存・実行しない
- 経理担当者へ不用意に転送しない
- 社内の情報システム担当者へ報告する
- メールを削除する前に、必要に応じて調査用の証拠を保全する
すでにリンクを開いてしまった場合
リンクを開いただけで必ず被害が発生するわけではありませんが、不審なファイルをダウンロード・実行した場合は注意が必要です。
業務用パソコンで操作した場合は、自己判断で調査を続けず、速やかに社内の情報システム担当者へ報告してください。
不正プログラムの感染が疑われる場合は、社内の対応手順に従い、必要に応じて端末のネットワーク接続を遮断してください。
ログイン情報を入力してしまった場合は、正規サイトからパスワードを変更し、多要素認証の設定や不審なログイン履歴の確認を行ってください。
不審メール対策にはセキュリティソフトの活用も重要
国税庁や金融機関、宅配業者などを装う不審メールは、個人だけでなく企業も標的にしています。
セキュリティソフトの導入や定期的な更新は、不正なファイルやマルウェアへの対策の一つです。
ただし、セキュリティソフトだけですべてのフィッシング詐欺を防げるわけではありません。メールのリンクを安易に開かないことや、公式サイトから確認する習慣も重要です。
セキュリティ対策サービスの詳細はこちら
よくある質問(FAQ)
Q1.「令和8年第3四半期 税務・会計帳簿確認のご案内」は本物ですか?
今回確認されたメールは、国税庁を名乗りながら国税庁とは異なる外部ドメインへ誘導しています。フィッシング詐欺や不正ファイル配布の疑いが強く、正規の案内として扱わないでください。
Q2.info@e-tax.nta.go.jpから届いていても詐欺の可能性はありますか?
あります。メールの差出人アドレスは偽装される場合があります。表示されたメールアドレスだけで送信元を判断することはできません。
Q3.alexduerr.comは国税庁のサイトですか?
いいえ。国税庁の公式ドメインではありません。今回のメールでは資料ダウンロード先として表示されており、アクセスしないことを推奨します。
Q4.オーケー株式会社が実際に税務調査を受けているということですか?
いいえ。今回のメールに企業名が記載されていることと、実際に税務調査を受けていることは別です。このメールだけで税務調査の有無を判断することはできません。
Q5.PDFやExcelファイルをダウンロードしてしまったらどうすればよいですか?
ファイルを開いたり実行したりせず、社内の情報システム担当者へ報告してください。すでに開いてしまった場合は、端末の状況を確認し、必要なセキュリティ対応を行ってください。
Q6.10月30日までに対応しないと罰則がありますか?
今回の不審メールに記載された期限に従う必要はありません。ただし、実際の税務申告や納税に関する法定期限は別に存在するため、必要な手続きは国税庁の公式情報や税理士に確認してください。
まとめ|国税庁を装った税務資料ダウンロードメールに注意
今回確認された「オーケー株式会社 2026年度第3四半期(10月30日までにご対応ください)」というメールは、企業の税務・会計確認を装い、外部サイトへのアクセスを促す不審な内容です。
特に、国税庁を名乗る差出人表示、企業名の記載、経理担当者への転送依頼、PDF・Excel形式の資料案内が組み合わされている点が特徴です。
国税庁やe-Taxを名乗るメールでも、リンク先や送信元を十分に確認し、不審な資料をダウンロードしないよう注意してください。
今後、同様の件名や別の企業名を使った不審メールが確認される可能性もあります。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
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