「国庁税」を名乗る不審メールに注意|税務署の書類発送を装いログインを促す
「【要確認・期限あり】税務署からの書類発送のご案内」という件名で、国税庁やe-Taxを装った不審メールが確認されました。
今回の画像では、差出人名が「国税庁」ではなく「国庁税」と表示されています。差出人メールアドレスはNo-Reply@left.dansthea.comで、ログイン案内のリンク先としてdansthea.comのURLが表示されています。
メール内のリンクや添付ファイルは開かず、メール経由でアプリをインストールしないでください。税務に関するお知らせは、自分でe-Tax公式サイトを開いて確認しましょう。
実際に届いたメールの画像
「国庁税」を名乗り、書類発送とe-Taxへのログインを案内する不審メール
件名・差出人・添付ファイルの情報
- 件名:【要確認・期限あり】税務署からの書類発送のご案内
- 差出人表示名:【国庁税】(画像上の表記)
- 差出人メールアドレス:
No-Reply@left.dansthea.com - 画像上の受信日時:2026年10月16日(金)9:27
- 添付ファイル:
wi3mJqw.bsjqf(98バイト) - 本文で案内された発送日:令和8年10月15日
- 画像に表示されたリンク先:
https://dansthea.com/views/bamn.aspx
※提供画像の表示内容を掲載しています。詳細ヘッダー、添付ファイル本体、リンク先の動作は未確認です。不審なURLは確認用の文字列として掲載し、リンクは設置していません。
メール本文の全文
以下は、提供画像に写っているメール本文の全文です。ログインを促すボタンは文字として掲載しています。
e-Tax(国税電子申告・納税システム)
書類発送のご案内(お手続きのお願い)
いつも国税行政にご理解をいただき、ありがとうございます。
税務署より、お客様あてに書類を発送いたしましたので、ご案内いたします。発送日 令和8年10月15日
発送方法 日本郵便(郵送)
書類の種類 税務手続きに関するご案内お手元に届きましたら、まず記載されている期限をご確認ください。期限内のお手続き・ご提出が必要な場合がございますので、お早めのご対応をお願いいたします。
お急ぎの場合は、到着前でもe-Taxのメッセージボックスから内容をご確認いただけます。
e-Taxのメッセージボックスにログインしてご確認ください
※ アプリをお持ちでない方は、お早めにインストールをお願いいたします。
発送日から1週間を過ぎても届かない場合は、所轄の税務署までご連絡ください。
※ 本メールは送信専用です。ご返信にはお答えできません。
今回のメールで注意したいポイント
差出人名が「国税庁」ではなく「国庁税」
画像に表示された差出人名は「国庁税」で、正式名称の「国税庁」と文字の順番が異なります。
公的機関の名前に似せた表示を見ても、正式な通知だと思い込まないでください。また、名称が正しく書かれているメールでも、表示名を偽装している可能性があるため注意が必要です。
e-Taxへのログイン案内なのに、リンク先はdansthea.com
本文には「e-Taxのメッセージボックスにログインしてご確認ください」とありますが、画像上で確認できるリンク先は次のURLです。
https://dansthea.com/views/bamn.aspx
このURLは、e-Tax公式サイトの「www.e-tax.nta.go.jp」とは異なるドメインです。ボタンに「e-Tax」と書かれていても、実際の移動先が公式サイトとは限りません。
今回のリンク先にはアクセスしていないため、表示される画面や要求される情報、転送先の有無は確認していません。
「期限あり」「到着前でも確認できる」と操作を促す
件名には「要確認・期限あり」、本文には「お急ぎの場合は、到着前でも」と記載されています。書類が届く前に確認したいという気持ちから、メール内のボタンを押してしまわないよう注意してください。
書類の発送日や日本郵便という名称が記載されていても、それだけでメールの正当性を証明するものではありません。
アプリのインストール案内と内容不明の添付ファイル
本文には、アプリを早めにインストールするよう促す記載があります。画像だけでは、配布アプリの有無や実体は分かりません。メールの案内から導入を進めないでください。
添付ファイルは「wi3mJqw.bsjqf」、容量は98バイトと表示されています。ファイル名や容量だけで安全性は判断できません。中身の確認を目的に開いたり、拡張子を変更して実行したりしないでください。
過去の書類発送型メールとの違い
当編集部が10月15日に作成した「税務署より重要書類を発送申し上げました」という件名の注意喚起記事にも、郵送書類の案内からメッセージボックスへのログインやアプリ導入を促す類似文面があります。
今回の記事では、次の特徴を中心に整理しています。
- 差出人名が「国庁税」と誤記されていること
- 差出人アドレスに「left.dansthea.com」が使われていること
- 画像に「dansthea.com/views/bamn.aspx」というリンク先が表示されていること
- 「wi3mJqw.bsjqf」という98バイトの添付ファイルが付いていること
類似する文章が使われていても、過去のメールと同一の送信者によるものかは確認できていません。
e-Tax公式メールとの違いを確認する
e-Tax公式サイトでは、送信元表記を「e-Tax(国税電子申告・納税システム)<info@e-tax.nta.go.jp>」と案内しています。また、通知メールは定型文で、原則として本文内にURLを記載しないと説明しています。
ただし、メールアドレスなどの登録情報を更新した際の到達確認メールには、ワンタイムURLを記載する例外があります。「URLがある」という点だけで判断せず、送信元やリンク先、文面を確認することが大切です。
公式に見える送信元表示も偽装される場合があります。確認にはメール内のボタンを使わず、自分で開いた公式サイトを利用してください。
参考:e-Tax公式:「税務署からのお知らせ」等のメールが届いた方へ
受信した場合の対処方法
- メール内のリンクやボタンを押さない。
- 添付ファイルを開かない。
- メール経由でアプリをインストールしない。
- 利用者識別番号、暗証番号、カード情報などを入力しない。
- ブックマークなどからe-Tax公式サイトを開き、お知らせを確認する。
- 税務署へ問い合わせる場合は、国税庁公式サイトで自分で調べた窓口を利用する。
すでに操作してしまった場合
リンクを開いた場合
追加の入力やダウンロードを進めず、ページを閉じてください。リンクを開いただけで被害が発生したとは断定できませんが、ファイルやアプリを導入していないか確認しましょう。
認証情報を入力した場合
公式サイトから変更可能な認証情報を変更し、同じパスワードを使う他サービスも見直してください。マイナンバーカード関連の暗証番号などを入力した場合は、公式窓口へ対応を相談してください。
カード情報や口座情報を入力した場合
該当するカード会社や金融機関の公式窓口へ速やかに連絡し、不審なサイトに入力した情報と日時を伝えてください。
添付ファイルを実行したり、アプリを導入した場合
追加の操作を中止し、勤務先の管理担当者や端末の公式サポートへ相談してください。不審な端末で重要なアカウントへのログインを続けないようにしましょう。
よくある質問
「書類を発送した」という案内なら信用できますか?
郵送の案内だけでは本物と判断できません。今回のように名称の誤記や公式と異なるリンク先がある場合は、メールから操作せず公式窓口で確認してください。
添付ファイルが98バイトなら安全ですか?
容量だけでは安全性を判断できません。今回のファイル本体は未確認です。確認のために開かないでください。
「メッセージボックスにログイン」と書かれていれば本物ですか?
正規サービスの名称は不審メールにも使われます。ボタンの文字を信用せず、自分でe-Tax公式サイトを開いて確認してください。
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詐欺被害ナビ編集部
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