「開封時の動画および破損箇所の写真の確認」メールに注意|近藤由紀名義で外部リンクへ誘導
「購入した商品の内部に深刻な破損がある」と伝え、写真・動画を確認するよう外部リンクへ誘導する不審なメールが提供されました。
今回の件名は「開封時の動画および破損箇所の写真の確認」、差出人の表示名は「近藤由紀」、表示アドレスはnoreply@appsheet.comです。
心当たりのない商品破損の連絡は、メール内のリンクを開く前に、注文履歴や既存の連絡先から確認してください。提供された画像だけでは、破損の事実、送信者の本人性、リンク先の安全性は確認できません。
過去の類似メールとの違い
詐欺被害ナビでは、2026年10月14日にも「商品が使用できない状態について」という件名で、美穂田中名義のメールを紹介しています。
今回は「商品破損を訴え、写真・動画の確認を求める」という共通点を踏まえ、件名・表示名・誘導URLが異なる別事例として紹介します。同一の送信者によるものかは確認できていません。
- 件名:開封時の動画および破損箇所の写真の確認
- 差出人の表示名:近藤由紀
- 表示アドレス:noreply@appsheet.com
- 誘導の口実:添付容量を超えるため、動画と写真を外部にアップロードしたと説明
- 要求内容:記録の確認、新品交換または返金、返送手順の案内
- 本文に見当たらない情報:商品名・型番・注文番号・購入日など、取引を特定する情報
実際に届いたメール画像
画像:提供されたメール画面。表示名やメールアドレスだけで送信者の本人性は判断できません。
メール全文
以下は提供画像に表示されたメールの全文です。URLは記録用に掲載しており、クリックできるリンクにはしていません。コピーしてアクセスしないでください。
件名:開封時の動画および破損箇所の写真の確認
差出人:近藤由紀 <noreply@appsheet.com>
宛先:info
受信時刻表示:9:58(6分前)貴社 御中
お世話になっております。
貴社より購入した商品を先日受領し、開封後に状態を確認いたしましたところ、商品内部に深刻な破損があることが判明いたしました。現状では正常に使用できず、商品本来の機能を利用することができません。
破損の状態を確認いただくため、開封時の動画および破損箇所の写真を保存しております。添付可能な容量を超えているため、メールへの直接添付に代えて、下記のリンクにアップロードいたしました。
https://share.google/NAEk1JgSWJrSAgfBoリンク先には、開封時の様子を記録した動画と、商品内部の破損が分かる写真を掲載しております。お手数ではございますが、事実関係と商品の状態を確認いただくため、これらの記録をご確認くださいますようお願いいたします。
本商品は到着時から破損しており、使用できない状態であるため、新品との交換、または返金によるご対応を希望いたします。貴社にて可能な対応をご確認いただき、今後の手続きについて具体的にご案内いただけますでしょうか。
また、破損した商品を返送する必要がある場合は、返送の要否、方法および手順について併せてお知らせください。記録の確認にあたり追加の情報が必要でしたら、対応いたします。
恐れ入りますが、動画と写真をご確認のうえ、ご回答くださいますようお願い申し上げます。
何卒よろしくお願いいたします。
近藤由紀
Sent from AppSheet
今回のメールで注意したいポイント
商品名や注文番号がなく、取引を特定できない
本文は丁寧な日本語ですが、どの商品をいつ購入したかが書かれていません。具体的な商品名、型番、注文番号などがないため、メールだけでは自社の取引に関する連絡か判断できません。
問い合わせ担当者は「返品や返金の相談だから対応しなければ」と急いでリンクを開かず、まず受注記録と照合してください。
「添付容量を超える」という理由で外部リンクへ誘導
メールでは、写真や動画の容量が大きいため外部にアップロードしたと説明しています。動画を外部で共有すること自体はありますが、その説明だけでメールが正当とは判断できません。
画像や動画を見るつもりでも、リンク先でログイン、ソフトのインストール、ファイルのダウンロードなどを求められた場合は操作を止めてください。
AppSheetの表示やGoogleの文字だけで信用しない
差出人欄の「noreply@appsheet.com」と末尾の「Sent from AppSheet」は、送信者が正規の購入者である証明にはなりません。
また、本文のURLに「share.google」が含まれていても、共有先や転送先の内容まで安全と確認されたわけではありません。
本記事では、メールヘッダーの認証結果や、今回のURLの転送先・配布ファイルは検証していません。特定のウイルス感染や情報流出が発生すると断定するものではありません。
なお、「近藤由紀」はメール画面に表示された名前の記録です。同姓同名の実在する方と本メールを結び付けるものではありません。AppSheetやGoogleが不正送信に関与していると断定するものでもありません。
このメールが届いた場合の対応
- 心当たりがなければリンクを開かない。メール内の案内に従ってファイルを取得したり、情報を入力したりしないでください。
- 注文履歴と照合する。社内の受注管理や過去の問い合わせから、該当する取引があるか確認してください。
- 確認済みの連絡先を使う。購入者への確認が必要な場合は、注文時の登録情報など、今回のメールとは別に確認できる手段を使ってください。
- 社内で共有する。会社宛てに届いた場合は、情報システム担当者や問い合わせ窓口の担当者に共有してください。
リンクを開いた・情報を入力した場合
リンクを開いただけで感染や情報流出が確定するわけではありません。追加の入力やダウンロードをせず画面を閉じ、アクセスした時刻や操作内容を控えてください。会社の端末であれば、管理担当者に相談してください。
- ファイルをダウンロードした場合:開いたり実行したりせず、管理担当者へ相談してください。
- ファイルを実行した場合:実行したファイルや時刻を伝え、速やかに管理担当者へ報告してください。
- パスワードを入力した場合:正規のサイトやアプリから変更し、同じパスワードを使うサービスも見直してください。
- カード情報などを入力した場合:カード会社などの正規窓口に連絡してください。
よくある質問
「開封時の動画および破損箇所の写真の確認」は詐欺メールですか?
商品破損を理由に外部リンクの確認を求める、不審なメールとして注意が必要です。ただし、提供画像だけで送信者やリンク先の実態を確定することはできません。まず自社の注文履歴と照合してください。
noreply@appsheet.comから届いたメールは、すべて危険ですか?
表示アドレスだけで、すべてのメールを危険と判断することはできません。取引の心当たり、注文情報、送信元の認証結果、要求される操作を合わせて確認してください。
過去のメールと名前や件名が違えば安全ですか?
件名・表示名・URLが異なっていても、商品破損や返品を理由に写真・動画の確認へ誘導する構成は共通することがあります。過去のメールと完全一致しなくても、慎重に確認してください。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
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