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国税庁を装う「医療費控除の還付金98,600円」メールに注意|アプリのダウンロードへ誘導

国税庁を装う「医療費控除の還付金98,600円」メールに注意

国税庁を名乗り、「医療費控除 過少申告による還付金のご案内」という件名で、98,600円の還付金を受け取れると案内する不審メールの事例です。本文には税額の計算明細や受付番号を掲載し、「アプリをダウンロードして受取手続」と書かれたボタンへ誘導しています。

メール内のボタンからアプリをダウンロードしたり、個人情報・口座情報を入力したりしないでください。確認する際は、メールのリンクを使わず、国税庁・e-Taxの公式サイトへ直接アクセスしてください。

今回の不審メールの特徴

上記の金額・受付番号・期限は、メールに書かれている情報です。実際の還付決定や国税庁による通知を確認したものではありません。

実際のメール画像

国税庁を装った医療費控除の還付金案内メール

メール全文(画像に表示された内容)

以下は受信メールの記録です。記載された案内を実行するためのものではありません。画像からはボタンのリンク先URLや配布されるアプリの実体を確認できません。

送信元:“国税庁” <download@download.housekeepoto.com>
件名:医療費控除 過少申告による還付金のご案内
日時:2026/10/03 土曜日 09:28

国税庁
NATIONAL TAX AGENCY
e-Tax

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より国税庁e-Taxをご利用いただき、誠にありがとうございます。

✉️ さて、このたびお客様が電子申告された令和7年分の所得税の確定申告書について、国税庁税務当局における審査の結果、下記のとおり医療費控除の適用額に誤り(過少申告)が認められ、還付金が発生することをお知らせいたします。

お客様の申告において医療費控除が適切に反映されておらず、本来よりも多くの所得税を納付いただいておりました。控除適用後の正しい税額と既納付税額との間に過納額が生じております。この過納分について、下記のとおり還付いたします。

📋 医療費控除 還付金計算明細

① 源泉徴収等により納付済みの所得税額
286,000円

② 医療費控除適用後の正しい所得税額
187,400円

③ 差引過納額(①-②)
98,600円

💵 還付予定額
98,600円

※過納額は、納付済み所得税額から医療費控除適用後の正しい所得税額を差し引いた額として算定しております。

📱 還付金の受け取りには、お手続きが必要です。下記の流れに沿って、e-Taxアプリ内の「メッセージボックス」から受取手続きを完了してください。

❶ e-Taxアプリを起動し、マイナンバーカード等で認証
❷ 「メッセージボックス」を開き、還付金の案内を確認
❸ 振込先口座を登録して、受取手続きを完了

📩 受付情報

受付番号 82882657
受付日時 2026-10-03 09:28:33
受取手続の完了期日 令和8年10月16日

📲 アプリをダウンロードして受取手続

※Android端末でe-Taxアプリ未導入の場合は、上記ボタンよりインストールしてください
※すでにアプリをインストール済みの方は、アプリ内の「メッセージボックス」より詳細をご確認ください

⚠️ ご注意事項

・受取手続には、マイナンバーカード等による電子証明書認証が必要です。
・完了期日を過ぎた場合、還付金の受取が遅延する場合がございます。
・本メールに記載の内容は、所得税法第120条に基づく還付に関する通知です。
・このメールは送信専用です。ご返信いただいてもお答えできません。

国税庁

〒100-8978 東京都千代田区霞が関3-1-1
法人番号7000012050002

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「還付金計算明細」や国税庁のロゴだけで信用しない

今回のメールは、286,000円から187,400円を引いて98,600円になる計算を示しています。しかし、計算が合っていることと、受信者に還付金があることは別です。受付番号や国税庁の住所、法人番号、法律名が書かれていても、正規の通知である証明にはなりません。

送信元欄のドメインはhousekeepoto.comで、国税庁の公式サイトのnta.go.jpとは異なります。表示名の「国税庁」だけで判断せず、公式サイトから通知内容を確認することが大切です。なお、表示された送信元アドレスだけでは実際の送信者を特定できません。

還付金を口実にしたアプリのダウンロード誘導に注意

本文は「メッセージボックス」「マイナンバーカード」といった言葉を使い、通常の手続きのように見せています。特に注意したいのは、還付金を受け取るためとして、メールのボタンからアプリをインストールさせようとしている点です。

画像だけでは、リンク先が偽の入力画面なのか、不正なアプリを配布するページなのかは確認できません。誘導先の安全性が不明なため、ボタンを押して確かめることは避けてください。

国税庁の公式案内では、e-Taxから送るメールは掲載されたパターンに限られ、ファイルを添付せず、原則として本文にURLも記載しないとされています。また、還付金の振込先等の入力を求める偽メールの事例が紹介されています。

出典:国税庁「不審なメールや電話にご注意ください」

このメールが届いたときの対処法

すでに情報を入力・アプリをインストールした場合

入力した情報に応じて、公式の窓口から速やかに対応してください。パスワードを入力した場合は公式サイトから変更し、同じパスワードを使っているサービスも見直しましょう。銀行の認証情報やカード情報を入力した場合は、該当する金融機関へ連絡してください。

不審なアプリをインストールした場合は、その端末での銀行取引や重要なログインを控え、別の安全な端末などから金融機関や端末のサポート窓口へ相談してください。メールや操作の記録を保存し、被害が疑われる場合は警察へ相談してください。

よくある質問

98,600円は本当に受け取れる還付金ですか?

このメールに記載された金額だけでは判断できません。ご自身の申告内容や還付状況を、メールのリンクを使わず公式サイト・税務署で確認してください。

国税庁のロゴや住所が載っていても偽メールですか?

ロゴや住所は複製できます。今回のように国税庁とは異なるドメインのアドレスが表示され、還付金を口実にアプリのダウンロードへ誘導するメールは、なりすましを強く疑う必要があります。

「令和8年10月16日」という期限に従う必要はありますか?

この日付は不審メールに書かれた期限です。正規の手続き期限と確認できていないため、焦って操作せず公式の窓口で確認してください。

本記事の運営

詐欺被害ナビ編集部

詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。

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