【警戒】ヤマト運輸を装う「住所不明で配達できない」メールは詐欺か|不審な送信元に注意
ヤマト運輸株式会社を名乗り、「ご住所が不明のため、お荷物の配達ができませんでした」「再配送のご依頼をお願いいたします」などと通知する不審なメールが確認されています。
今回確認されたメールは、ヤマト運輸とは関係のないドメインから送信されており、フィッシング詐欺を目的とした迷惑メールである可能性が極めて高いと考えられます。
このメールに記載されたボタンやURLは開かないでください
住所、氏名、電話番号、クレジットカード情報、クロネコメンバーズのログイン情報などを入力しないよう注意してください。
確認された不審メールの概要
| 表示された送信者名 | ヤマト運輸株式会社 |
|---|---|
| 実際の送信元 | znzietlv@re1.lvwctk.asia |
| 主な内容 | 住所不明で荷物を配達できなかったとして、配送先住所の確認や再配送手続きを求める |
| 記載された日付 | 8月3日 |
| 送り状番号 | 7774-7575-5526 |
| 危険性 | フィッシングサイトへの誘導、個人情報やカード情報の窃取、不正アプリのインストール |
実際に届いたメール画像
以下は、今回確認されたヤマト運輸を装う不審メールの画像です。
※画像内に表示されたボタンやリンクにはアクセスしないでください。
不審メールの本文
ご住所が不明のため、お荷物の配達ができませんでした。
ヤマト運輸をご利用いただきありがとうございます。
ご住所が不明のため、お荷物の配達ができませんでした。
恐れ入りますが、ご配送先の住所をご確認のうえ、再配送のご依頼をお願いいたします。お荷物情報
08月03日送り状番号:7774-7575-5526
荷物の配送状況を確認する
文章やデザインが本物の配送通知に似ていても、送信元アドレスやリンク先が偽装されている場合があります。
このメールが危険と判断できるポイント
1.送信元がヤマト運輸の公式ドメインではない
今回のメールは、次のアドレスから送信されています。
znzietlv@re1.lvwctk.asia
「lvwctk.asia」というドメインは、ヤマト運輸の公式サイトで使用されている「kuronekoyamato.co.jp」とは異なります。
メール画面に「ヤマト運輸株式会社」と表示されていても、表示名は送信者側が自由に設定できます。必ず表示名ではなく、実際のメールアドレスを確認してください。
2.「住所不明」を理由に再配送手続きを急がせている
配送会社を装うフィッシングメールでは、次のような理由を使って受信者を不安にさせる手口が多く確認されています。
- 住所が不明で配達できない
- 荷物を配送センターで保管している
- 再配送手続きが必要
- 保管期限が迫っている
- 追加の配送料が必要
受信者を焦らせてリンクを押させ、偽サイトへ誘導することが目的と考えられます。
3.身に覚えのない送り状番号が記載されている
メールには「7774-7575-5526」という送り状番号が記載されていますが、番号が書かれているだけで本物とは判断できません。
荷物の状況を確認する場合は、メール内のボタンを使用せず、ヤマト運輸の公式サイトや公式アプリを自分で開き、送り状番号を入力してください。
4.注意喚起の文章まで偽装している
メール本文には、「ヤマト運輸を装った迷惑メール・通知にご注意ください」などの注意書きも記載されています。
詐欺メールの中に注意喚起文を入れ、受信者に「公式メールだから安全だ」と思わせる手口があります。注意書きがあることは、本物である証拠にはなりません。
ヤマト運輸公式も同様の迷惑メールに注意喚起
ヤマト運輸の公式FAQでは、「配送先住所の確認が必要です」という文面が記載された迷惑メールが急増しているとして、メールを開かずに削除するよう呼びかけています。
不審なメールを受信した場合は、メール内のリンクではなく、検索やブックマークからヤマト運輸の公式サイトへアクセスしてください。
リンクを開くと何が起こる可能性がある?
メール内の「荷物の配送状況を確認する」などのボタンを押すと、ヤマト運輸の公式サイトに似せた偽サイトへ誘導される可能性があります。
偽サイトでは、次の情報を入力するよう求められることがあります。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- クロネコメンバーズのID・パスワード
- クレジットカード番号
- カードの有効期限
- セキュリティコード
- 本人認証用のワンタイムパスワード
少額の再配送料として数百円を請求し、クレジットカード情報を入力させるケースにも注意が必要です。
このメールが届いた場合の対処方法
- メール内のリンクやボタンを押さない
- 添付ファイルを開かない
- メールに返信しない
- 記載された連絡先へ電話しない
- 迷惑メールとして報告して削除する
- 荷物はヤマト運輸の公式サイトまたは公式アプリから確認する
本当に荷物が届く予定がある場合でも、メール内のリンクを利用せず、購入した通販サイトの注文履歴や発送通知も併せて確認してください。
リンクを開いてしまった場合
リンクを開いただけで、個人情報やカード情報を入力していない場合は、ページを閉じてください。
不審なファイルやアプリをダウンロードした場合は、インストールせずに削除し、端末のセキュリティーチェックを行いましょう。
個人情報やパスワードを入力した場合
- 入力したパスワードを直ちに変更する
- 同じパスワードを使用している他のサービスも変更する
- 二段階認証を設定する
- 不審なログイン履歴がないか確認する
- メールアドレスや電話番号宛てに届く不審な連絡を警戒する
クロネコメンバーズの情報を入力した場合は、公式サイトからパスワードを変更し、不審な登録変更がないか確認してください。
クレジットカード情報を入力した場合
カード裏面などに記載されたカード会社の公式窓口へ直ちに連絡し、カードの利用停止や再発行について相談してください。
利用明細を確認し、身に覚えのない決済がある場合は、カード会社へ不正利用として申告しましょう。
メールに記載された電話番号や、偽サイトに表示された問い合わせ先には連絡しないでください。
不正アプリをインストールした場合
不審なアプリをインストールしてしまった場合は、端末を機内モードにするなどして通信を一時的に遮断し、アプリを削除してください。
削除できない場合や端末の動作に異常がある場合は、携帯電話会社や端末メーカーの公式サポートへ相談してください。
状況によっては、重要なデータをバックアップしたうえで端末の初期化が必要になることもあります。
相談・通報先
金銭的な被害が発生している場合は、メールのスクリーンショット、送信元アドレス、リンク先、カード利用明細などの証拠を保存してから相談してください。
よくある質問
ヤマト運輸を名乗るメールはすべて詐欺ですか?
すべてが詐欺とは限りませんが、表示された会社名だけでは判断できません。送信元アドレス、リンク先、注文履歴、公式サイトのお荷物情報を確認してください。
送り状番号が記載されていれば本物ですか?
いいえ。詐欺メールにも架空または無関係な送り状番号が記載されることがあります。メール内のリンクを押さず、公式サイトで直接確認してください。
メールのリンクを開いただけでも危険ですか?
開いただけで直ちに被害が発生するとは限りませんが、偽サイト上で情報を入力したり、不審なアプリやファイルをダウンロードしたりしないことが重要です。
再配送料として少額を請求されました
クレジットカード情報を盗む目的で、数百円程度の再配送料を請求するフィッシングサイトがあります。カード情報は入力せず、公式サイトから配送状況を確認してください。
まとめ
今回確認されたメールは、ヤマト運輸株式会社を名乗り、「住所が不明で荷物を配達できなかった」として再配送手続きを求める内容です。
しかし、実際の送信元はznzietlv@re1.lvwctk.asiaであり、ヤマト運輸の公式ドメインとは異なります。
メール内の「荷物の配送状況を確認する」などのボタンは押さず、迷惑メールとして削除してください。
荷物に心当たりがある場合は、ヤマト運輸の公式サイトや公式アプリ、通販サイトの注文履歴から確認しましょう。
本記事の運営
詐欺被害ナビ編集部
詐欺・迷惑電話・SMSの情報を分析し、被害防止を目的に運営しています。

