【詐欺メール注意】「Hello My Dear Friend…」バンク・オブ・アメリカ役員を名乗る不審なビジネス勧誘メール
「Brian Moynihan(ブライアン・モイニハン)」を名乗り、「重要なビジネスの件を伝えたい」として、個人のOutlookメールアドレスへ返信を求める不審なメールが確認されています。
実在する金融機関や企業役員の名前を無断で使用し、返信した相手を投資詐欺、国際送金詐欺、前払い金詐欺などへ誘導する「なりすましメール」の可能性があります。
同様のメールを受信しても、返信せず、記載されたメールアドレスへ連絡しないでください。
確認された不審メールの概要
- 件名:Hello My Dear Friend…
- 差出人表示:Brian Moynihan
- 差出人メールアドレス:test@cdge.co.za
- 返信を求めているメールアドレス:brianthomasmoynihan1967@outlook.com
- 名乗っている人物:バンク・オブ・アメリカの理事会議長兼執行役員
不審メールの本文
私の名前はブライアン・トーマス・モイニハン、理事会議長兼チーフです。
バンク・オブ・アメリカの執行役員。重要なビジネスの件をあなたにお伝えしたいと思います。
できるだけ早くご連絡いただけるとありがたいです。
便利さ。返信を受け次第、完全な情報を提供いたします
議論の詳細。どうぞ私のプライベートメールでご連絡ください。
brianthomasmoynihan1967@outlook.com
ありがとうございます。ご返信をお待ちしています。
敬具
ブライアン・トーマス・モイニハン
このメールが危険と考えられる理由
1.大手金融機関の役員を名乗って信用させようとしている
メールでは、バンク・オブ・アメリカの役員を名乗り、受信者に信用させようとしています。
詐欺メールでは、実在する銀行、企業、著名人、経営者などの名前を無断で使用するケースが多くあります。本文中に有名企業の名前が記載されていても、本物である証拠にはなりません。
2.差出人アドレスと名乗る組織が一致していない
差出人メールアドレスは「test@cdge.co.za」となっており、バンク・オブ・アメリカの公式ドメインとは関係のない形式です。
また、返信先として案内されているのも無料メールサービスの「outlook.com」です。大手金融機関の役員が、重要なビジネスの連絡に個人用の無料メールアドレスを使用するという内容は極めて不自然です。
3.具体的な内容を示さず「重要なビジネス」とだけ書いている
メールには、会社名、契約内容、取引の目的、受信者を選んだ理由など、具体的な説明がありません。
「重要なビジネス」「機密の取引」「詳しい内容は返信後に説明する」といった曖昧な文言は、受信者の興味を引き、返信させるために使われる典型的な手口です。
4.別のメールアドレスへ連絡するよう誘導している
本文では、差出人アドレスとは異なるOutlookのメールアドレスへ連絡するよう求めています。
詐欺グループは、迷惑メール対策によるアカウント停止を避けるため、複数のメールアドレスを使い分けることがあります。
5.不自然な日本語が使用されている
「便利さ。返信を受け次第」「完全な情報を提供いたします議論の詳細」など、文章として不自然な表現が見られます。
海外で作成された詐欺メールを自動翻訳したことにより、不自然な日本語になっている可能性があります。
返信するとどうなる?
この種のメールへ返信すると、詐欺グループから次のような話を持ちかけられる可能性があります。
- 海外の休眠口座や遺産を受け取ってほしい
- 高額な資金を日本へ送金するため協力してほしい
- 投資や共同事業へ参加してほしい
- 送金手数料や税金、保証金を先に支払ってほしい
- 本人確認のためパスポートや身分証明書を送ってほしい
- 銀行口座番号やクレジットカード情報を教えてほしい
最初は「高額な報酬を支払う」「資金の一部を謝礼として渡す」などと説明し、後から手数料、税金、弁護士費用、口座開設費などの名目で金銭を要求する手口が考えられます。
メールを受信した場合の対処方法
- メールへ返信しない
- 記載されたOutlookアドレスへ連絡しない
- 添付ファイルがある場合は開かない
- 本文中のリンクをクリックしない
- 氏名、住所、電話番号などの個人情報を送信しない
- 身分証明書や顔写真を送らない
- 銀行口座やクレジットカード情報を伝えない
- 迷惑メールとして報告し、削除する
すでに返信してしまった場合
返信しただけで、個人情報や金銭を渡していない場合は、それ以上の連絡を中止してください。
相手から繰り返しメールが届いても返信せず、送信元と返信先の両方を受信拒否に設定しましょう。
返信によってメールアドレスが使用中であることを知られた可能性があるため、今後、別の詐欺メールや迷惑メールが増えることも考えられます。
個人情報を送ってしまった場合
氏名、住所、電話番号、勤務先、身分証明書などを送ってしまった場合は、情報が別の詐欺に悪用される可能性があります。
不審な電話やメール、SMSが届いた場合は応答せず、身分証明書を送った場合は、発行元の行政機関や警察へ相談してください。
お金を振り込んでしまった場合
手数料、保証金、税金、送金費用などの名目でお金を支払ってしまった場合は、すぐに振込先の金融機関と警察へ連絡してください。
振込明細、相手とのメール、送金先口座、メールアドレスなどは削除せず、証拠として保存しましょう。
被害に遭った場合の相談先
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188
- 緊急性が高い場合:110
- 振込に利用した金融機関の不正利用相談窓口
まとめ
「Hello My Dear Friend…」という件名で、バンク・オブ・アメリカの役員を名乗り、「重要なビジネスについて話したい」と連絡を求めるメールには注意してください。
大手銀行の役員を名乗っていても、差出人が無関係なドメインであったり、無料メールアドレスへの返信を求めたりする場合は、なりすまし詐欺を疑う必要があります。
身に覚えのないビジネス提案や高額報酬の話には応じず、返信せずに削除してください。
詐欺被害ナビからの注意
実在する銀行、企業、経営者の名前や肩書きは、詐欺メールでも簡単に悪用されます。「重要な取引」「秘密のビジネス」「高額な報酬」などの言葉に惑わされず、知らない相手から届いたメールには返信しないでください。
よくある質問
Brian Moynihanを名乗るメールは本物ですか?
差出人アドレスが無関係なドメインで、さらに個人用のOutlookアドレスへ返信を求めているため、本人や金融機関からの正規メールとは考えにくい内容です。返信しないでください。
返信しただけでも危険ですか?
返信しただけで直ちに金銭被害が発生するとは限りませんが、使用中のメールアドレスであることが相手に知られ、詐欺の勧誘が続く可能性があります。以後の連絡を中止し、受信拒否してください。
相手から高額な報酬を提示されました
高額な報酬を提示しながら、後から手数料や税金を要求する前払い金詐欺の可能性があります。理由を問わず、お金を送ってはいけません。
身分証明書の写真を求められました
本人確認を理由に、運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどを送らないでください。送信した情報が別の詐欺や不正契約に悪用されるおそれがあります。

